フレンチブルドッグのドッグフード選び完全ガイド|健康と食いつきを両立させる秘訣

健康と食いつきを両立させる秘訣 ドッグフード

フレンチブルドッグは愛らしい見た目とユニークな性格で多くの人に愛されている犬種ですが、実は食事選びがとても重要です。皮膚が弱かったり、太りやすかったりといった特徴があり、合わないドッグフードを与えると体調を崩す原因にも。この記事では、フレンチブルドッグにぴったりなドッグフードの選び方や、注意したい原材料、与え方のコツまで、飼い主さんが知っておきたい情報をわかりやすくまとめました。これからドッグフードを見直したい方や、初めてフレンチブルドッグを迎えた方にも役立つ内容です。

  1. フレンチブルドッグとは
    1. 🐶フレンチブルドッグの基本情報
    2. 外見の特徴
    3. 性格の特徴
    4. 健康面での注意点
    5. 代表的な注意点
    6. 飼いやすさのポイント
    7. フレンチブルドッグはこんな人におすすめ!
    8. フレンチブルドッグの疾患(大分類単位)の請求割合
  2. フレンチブルドッグの特徴と食事の重要性
    1. 短頭種ならではの呼吸のしづらさと食事の関係
    2. 皮膚トラブルが多い理由と食材の関係
    3. 太りやすい体質とカロリー管理の必要性
  3. フレンチブルドッグに適したドッグフードの選び方
    1. 避けたい原材料とは?
    2. ドッグフードのパッケージには多くの原材料が並んでいますが、中にはフレンチブルドッグの健康に悪影響を与える可能性のあるものも含まれています。
    3. チェックしたい栄養バランス
    4. 穀物はNG?グレインフリーの考え方
    5. 小粒?中粒?粒のサイズの選び方
  4. フレンチブルドッグがドッグフードを食べない時の対処法
    1. 【原因①】フードに飽きている・好みでない
    2. 【原因②】おやつの与えすぎ
    3. 【原因③】体調不良・口内トラブル
    4. 【原因④】ストレスや環境の変化
    5. 【原因⑤】食事時間にムラがある・ダラダラ食べさせている
  5. フレンチブルドッグに多い食の悩みとその対策
    1. アレルギー対策に向いているフードタイプ
    2. お腹を壊しやすい子のフード調整方法
  6. フードの切り替え方と与え方のポイント
    1. 切り替えは段階的に!混ぜ方のコツ
    2. 給餌量の目安と体重管理のヒント
    3. フードの保存方法にも気をつけよう
  7. フレンチブルドッグのフードについてのQ&A
    1. Q1:フレンチブルドッグにはどんなフードが合いますか?
    2. Q2:1日にどれくらいの量を与えればいい?
    3. Q3:食べムラがあるんですが、どうすればいいですか?
    4. Q4:体重が増えすぎたときの対策は?
    5. Q5:子犬用から成犬用に切り替えるタイミングは?
  8. まとめ

フレンチブルドッグとは

🐶フレンチブルドッグとは?
~愛らしさとユニークさが詰まった人気犬種~
フレンチブルドッグは、そのユーモラスな顔立ちと、明るく人懐っこい性格で世界中の人に愛されている小型犬です。
日本でも年々人気が高まっており、マンション暮らしの家庭や初めて犬を飼う人にも選ばれやすい犬種です。
ここでは、フレンチブルドッグの基本的な特徴や性格、飼う上でのポイントについてわかりやすくご紹介します。

🐶フレンチブルドッグの基本情報

項目 内容
原産国 フランス
体重の目安 約8〜14kg
体高の目安 約28〜33cm
寿命の目安 約10〜13歳
犬種グループ 小型犬(愛玩犬)
特徴的な外見 短い鼻(鼻ぺちゃ)、立ち耳(コウモリ耳)、シワのある顔、がっしり体型
性格の傾向 甘えん坊・穏やか・マイペース・フレンドリー
飼いやすさ 室内向き・無駄吠えが少ない・散歩は短めでもOK
健康上の注意点 呼吸器系の弱さ、皮膚トラブル、太りやすさ
運動量 少なめ。散歩は1日20〜30分程度でもOK。
ただし肥満防止のために適度な運動は必要
毛色の種類 フォーン、クリーム、ブリンドル、パイド(白地に斑)、ブラック(稀少)など
しつけのしやすさ 賢いがマイペース。納得すれば覚えるが、頑固な面もあり工夫と根気が必要
子犬の選び方 元気がよく、人懐っこい子を選ぶと◎。
目や鼻が乾いていないか、皮膚に赤みがないかなど健康チェックも大切
性別による違い ♂オス:やんちゃで甘えん坊、遊び好きな傾向
♀メス:落ち着きがあり、比較的しつけしやすい傾向

外見の特徴

フレンチブルドッグの最大の魅力は、何といってもその独特の顔つきとがっしりした体格です。
・鼻ぺちゃで丸い顔
・大きく立ち上がった「コウモリ耳」
・しっかりとした筋肉質のボディ
・くりっとした大きな目
・シワのある顔と短めのしっぽ
これらが合わさって、なんとも言えない愛らしさと「ちょっと抜けた感じ」のユーモアを生み出しています。

性格の特徴

フレンチブルドッグは、穏やかで甘えん坊な性格の持ち主です。
・飼い主にべったりの「甘えたがり屋」
・無駄吠えが少なく、室内でも飼いやすい
・ほかの犬や人にもフレンドリー
・頑固でマイペースな一面もあり
しつけが難しいと言われることもありますが、それは自分の意志が強く、納得しないと動かない賢さの裏返しとも言えます。根気強く愛情を持って接することが大切です。

健康面での注意点

フレンチブルドッグは見た目がユニークなぶん、体の構造や体質に気を配る必要がある犬種でもあります。

代表的な注意点

・短頭種のため呼吸がしづらい → 暑さや運動には注意が必要
・皮膚が弱い → アレルギーや湿疹が出やすい
・太りやすい体質 → 食事管理がとても大事
そのため、日常的に健康状態をよく観察し、適切な食事とケアを心がけることが大切です。

飼いやすさのポイント

フレンチブルドッグは、初心者でも飼いやすいと言われる理由がいくつかあります。
・大きすぎず、マンションや室内でも快適に過ごせる
・運動量は少なめで、お散歩は1日20~30分ほどでもOK
・無駄吠えが少なく、穏やかな気質
・人との関わりが大好きなので、家族の一員として迎えやすい
ただし、暑さに弱いため夏場の温度管理は必須です。エアコンやクールマットなどの準備も忘れずに。

フレンチブルドッグはこんな人におすすめ!

・犬とじっくり向き合いたい人
・甘えん坊な性格の犬が好きな人
・毎日たっぷりスキンシップを取りたい人
・室内でのんびり過ごすのが好きな家庭
その個性的な魅力と豊かな表情に、一度ふれあえば「もう他の犬は考えられない」と言う飼い主も多い犬種です。
フレンチブルドッグと一緒に過ごす日々は、きっと笑顔と癒しにあふれるものになるでしょう。

フレンチブルドッグの疾患(大分類単位)の請求割合

参照元:アニコム損害保険株式会社
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201812_3_2.pdf

疾患名 割合
循環器疾患 1.8%
呼吸器疾患 5.9%
消化器疾患 28.5%
肝・胆・膵疾患 5.6%
泌尿器疾患 11.4%
生殖器疾患 3.1%
神経疾患 7.3%
眼の疾患 20.2%
耳の疾患 28.9%
歯・口腔疾患 2.6%
筋骨格疾患 13.6%
皮膚疾患 51.1%
血液・免疫疾患 2.7%
内分泌疾患 2.5%
全身性の疾患 17.1%
参考:腫瘍 11.3%

フレンチブルドッグの特徴と食事の重要性

フレンチブルドッグは、そのユニークな外見と愛嬌のある性格から、非常に人気のある犬種です。
しかし、見た目の可愛らしさとは裏腹に、体のつくりや体質に独特の弱点があり、食事の内容が健康を左右する重要なポイントになります。
ここでは、フレンチブルドッグならではの体の特徴と、それにどう食事が関係してくるのかを詳しく見ていきましょう。

短頭種ならではの呼吸のしづらさと食事の関係

フレンチブルドッグは「短頭種(たんとうしゅ)」と呼ばれ、鼻が短くつぶれたような顔立ちが特徴です。
この構造により、気道が狭く、呼吸がしづらいというデリケートな問題を抱えています。

食事が関係するポイント

・早食いが呼吸を妨げる
→ 一気にごはんを食べると呼吸が乱れやすく、むせたり、吐き戻したりすることがあります。
・食事中の姿勢が大事
→ 頭を下げすぎず、首や胸に圧がかからないようにするためには、食器の高さを調整するのが◎。
・粒の大きさや硬さも工夫が必要
→ 大きすぎる粒や硬すぎるフードは、噛みにくく飲み込みづらいため、適度なサイズ・硬さのものを選びましょう。
📝 ワンポイント
呼吸のしづらさが原因でごはんを嫌がる子もいます。ゆっくり食べられるように「早食い防止食器」などの工夫もおすすめです。

皮膚トラブルが多い理由と食材の関係

フレンチブルドッグは皮膚がとても敏感な犬種です。
特に、アレルギーや皮膚炎、かゆみなどのトラブルが起きやすい傾向があります。

トラブルの主な原因

・皮膚が薄くてデリケート
・シワの間に汚れや湿気がたまりやすい
・アレルゲンに反応しやすい体質

食事で気をつけたいこと

・アレルギーの出やすい原材料を避ける
→ 例えば、牛肉・小麦・乳製品などはアレルギーの原因になることも。鶏肉や魚、ラムなど、比較的アレルギーが出にくい食材を選ぶと安心です。
・オメガ3脂肪酸やビタミン豊富なフードが◎
→ 魚油や亜麻仁油などに含まれるオメガ3脂肪酸は、皮膚のバリア機能をサポート。かゆみや乾燥対策に効果が期待できます。
📝ワンポイント
食事による皮膚改善はすぐには現れませんが、2~3週間以上継続して与えることが大切です。

太りやすい体質とカロリー管理の必要性

フレンチブルドッグは筋肉質な体型ですが、実は太りやすく、運動不足になりやすい犬種です。
ちょっとした食べすぎやおやつのあげすぎで、あっという間に体重が増えてしまうことも…。

なぜ太りやすいの?

・活動量が少なめ(特に夏場は暑さに弱く運動できない)
・食欲旺盛な子が多い
・骨格がしっかりしているので「太っていることに気づきにくい」

食事でできる予防と対策

・カロリーが控えめで栄養バランスの良いフードを選ぶ
→ 高たんぱく・低脂肪が基本です。シニアや避妊去勢後の子には専用フードも検討を。
・給餌量はパッケージの目安を参考にしながら調整
→ 同じ体重でも、運動量や年齢によって必要なカロリーは違います。
・おやつや間食にも注意
→ トレーニングのごほうびは低カロリーのものを選び、与える量は計算に入れて。
📝ワンポイント
太りすぎると、呼吸や関節にも負担がかかります。理想体重の維持=健康寿命の延伸につながります。

フレンチブルドッグに適したドッグフードの選び方

フレンチブルドッグは、見た目のかわいらしさとは裏腹にデリケートな体質を持つ犬種です。呼吸のしづらさ、皮膚の弱さ、太りやすさなど、健康面で注意が必要なポイントが多く、日々の食事(ドッグフード)選びがとても大切です。
ここでは、フレンチブルドッグの体質に合ったドッグフードを選ぶために知っておきたいポイントを詳しく解説します。

避けたい原材料とは?

ドッグフードのパッケージには多くの原材料が並んでいますが、中にはフレンチブルドッグの健康に悪影響を与える可能性のあるものも含まれています。

▷ 避けたほうがよい原材料の例

・人工添加物(着色料・香料・保存料)
→ アレルギーや皮膚炎の原因になることも。
・不明確な動物性副産物(「肉副産物」「動物性油脂」など)
→ 栄養価が不明で、品質にばらつきがある。
・低品質な穀物(とうもろこし、小麦などの大量使用)
→ 消化不良やアレルギーのリスクが高い。
・砂糖や塩分の多いもの
→ 肥満や腎臓への負担につながる。
📝できるだけシンプルでナチュラルな原材料を使ったフードを選ぶのがポイントです。

チェックしたい栄養バランス

フレンチブルドッグにとって大切なのは、体質に合った適切な栄養バランスです。
以下のようなバランスを意識したフードを選びましょう。

▷ 理想的な栄養バランス
・高たんぱく・低脂肪
→ 筋肉を保ちつつ、肥満を防ぐ。
・良質な脂肪(オメガ3・オメガ6脂肪酸)
→ 皮膚や被毛の健康をサポート。
・食物繊維や乳酸菌などの整腸成分
→ 消化器系が弱い子も多いため、腸内環境を整える。
・グルコサミン・コンドロイチン
→ 関節のサポートに役立つ(体重が重めな子に特に◎)。
📝年齢や活動量に応じて「成犬用・子犬用・シニア用」など、ライフステージに合ったものを選ぶことも大切です。

穀物はNG?グレインフリーの考え方

「グレインフリー(穀物不使用)」のドッグフードは最近人気ですが、必ずしもすべての穀物が悪いわけではありません。

▷ グレインフリーが向いているケース

・小麦やトウモロコシでアレルギー反応が出る子
・消化器が弱く、お腹を壊しやすい子
・食物アレルギーの原因を減らしたい場合
ただし、お米やオートミールなど消化しやすい穀物は、栄養源として有効な場合もあります。
📝ポイント
グレインフリーかどうかよりも、**「どんな穀物が、どのくらい使われているか」**が重要。
穀物の種類や使用目的をしっかりチェックしましょう。

小粒?中粒?粒のサイズの選び方

フレンチブルドッグは「短頭種(鼻ぺちゃ)」のため、粒のサイズや形によっては食べづらくなることがあります。

▷ 粒サイズの選び方

・小粒
→ 食べやすく丸のみしやすいが、早食いになりやすい。
・中粒(または平たい形状)
→ 噛んで食べやすく、早食い防止にも◎。
さらに、フードの粒があまりに硬すぎると歯やあごに負担がかかるため、適度な硬さのものを選ぶこともポイント。
📝ワンポイント!
「噛まずに飲み込んでしまう」「よくむせる」などがある場合は、粒の大きさ・形状を見直してみましょう。

フレンチブルドッグがドッグフードを食べない時の対処法

「急にごはんを食べなくなった…」「口に入れても吐き出す…」
そんな時、飼い主としてはとても心配になりますよね。フレンチブルドッグはマイペースで繊細な一面もある犬種なので、ちょっとした環境や体調の変化で食欲が落ちることもあります。
ここでは、よくある原因とその対処法をわかりやすく紹介します。

【原因①】フードに飽きている・好みでない

同じフードを長く与えていると、「飽きた」と感じることも。
また、ニオイや食感が気に入らず、最初から好みでないケースもあります。

▶ 対処法

・少し温めて香りを立たせる(電子レンジで数秒)
・ふやかして柔らかくする(子犬やシニア犬にも◎)
・トッピングを少し加える
→ 無添加のささみ・ゆで野菜・ドッグ用ふりかけなど
フードのブランドや味を切り替えてみる
※急な変更はお腹を壊すこともあるので、徐々に切り替えるのがコツです。

【原因②】おやつの与えすぎ

おやつを食べて満足してしまい、ドッグフードを食べなくなる「わがまま食い」状態になることも。

▶ 対処法

・おやつを控えめにする
・ごはんを先に与える→その後におやつという順序にする
・フードを食べたらごほうびがもらえるようにして、ごはんの価値を上げる
✅📝ポイント
食事とおやつのバランスを見直すことで、食欲が戻ることも多いです。

【原因③】体調不良・口内トラブル

歯や口の中が痛かったり、消化不良を起こしていると、自然と食欲が落ちます。

▶ 対処法

・口臭や歯ぐきの腫れ、便の状態などをチェック
・嘔吐や下痢、ぐったりしている様子があればすぐに動物病院へ
💡無理に食べさせず、「元気がない+食べない」がセットの場合は注意!

【原因④】ストレスや環境の変化

引っ越し、旅行、来客、天候などのちょっとした環境変化でも、フレンチブルドッグは敏感に反応します。

対処法

・食事場所を静かで落ち着いた環境にする
・フードボウルを変える(高さ・材質・形で変わることも)
・食べる時間を一定にするなど、安心感のある習慣を作る

【原因⑤】食事時間にムラがある・ダラダラ食べさせている

自由に食べさせていると、時間がバラバラになってしまい、食欲のリズムが崩れることも。

対処法

・時間を決めて15〜20分で下げる(食べ残してもそのままにしない)
・食事の前に軽く運動や散歩をして、自然な食欲を引き出す

フレンチブルドッグに多い食の悩みとその対策

フレンチブルドッグは見た目の愛らしさとは裏腹に、皮膚・消化・呼吸などのトラブルを抱えやすい犬種です。とくに「食」にまつわる悩みは非常に多く、「アレルギー」「お腹を壊しやすい」「食欲のムラ」など、飼い主さんの頭を悩ませる原因になります。
ここでは、その中でも特に多い2つの悩みについて、原因とフード選びのポイントを詳しく解説します。

アレルギー対策に向いているフードタイプ

フレンチブルドッグは食物アレルギーを起こしやすい体質の子が多く、かゆみ・皮膚の赤み・脱毛・涙やけなどの症状が出ることがあります。

📝よくあるアレルゲン(アレルギーの原因になりやすい食材)
・小麦やトウモロコシなどの穀物
・牛肉、鶏肉(特にチキン)
・乳製品、卵、人工添加物

📝アレルギー対策としておすすめのフードタイプ

タイプ 特徴・メリット
グレインフリー(穀物不使用) 小麦やトウモロコシが苦手な子に◎。代わりにサツマイモや豆類を使用。
単一たんぱく源タイプ たんぱく源を1種類(例:ラム・サーモン)に絞り、アレルギー原因を特定しやすい。
低アレルゲンフード アレルゲンになりにくい食材(鹿肉・魚・馬肉など)を使用。皮膚のトラブル対策に効果的。
無添加・無着色フード 人工添加物がアレルギーの原因になることもあるため、ナチュラル志向が安心。

💡アレルギーの疑いがある場合は、1種類ずつ食材を試す「除去食」も有効です。
症状が落ち着いてきたら、その子に合う食材がわかってきます。

お腹を壊しやすい子のフード調整方法

フレンチブルドッグは短頭種の特性もあり、胃腸が敏感な子が多い犬種です。
「軟便・下痢が続く」「ごはんの後によく吐く」などの症状が見られる場合、フードの内容や与え方を見直すことで改善することがあります。

🐶フード調整でチェックしたいポイント

チェック項目 対策例
消化にやさしい内容か サツマイモ・オートミールなどの穏やかな炭水化物を使用しているか確認。
原材料が複雑すぎないか 食材の種類が多いと消化に負担が。なるべくシンプルなレシピを選ぶ。
脂質が多すぎないか 高脂肪なフードはお腹をゆるくしやすいため、脂質量を控えめにしたものを。
粒の硬さや大きさが適切か 噛みにくいと丸のみして消化不良に。中粒・平たい粒など、噛みやすいタイプに変更。
早食い・一気食いしていないか 早食いは吐き戻しや胃拡張の原因に。早食い防止ボウルやフードパズルがおすすめ。

📝お腹にやさしい補助アイテム
・ふやかしフード:ドライフードをぬるま湯でふやかして、消化しやすくする
・乳酸菌・オリゴ糖入りフード:腸内環境を整える働きがある
・サプリメント:獣医師の指導のもと整腸剤やプロバイオティクスを使うことも
✅ 突然の下痢や吐き戻しが続く場合は、必ず病院へ。寄生虫や消化器疾患の可能性もあります。

フードの切り替え方と与え方のポイント

愛犬の健康を守るために、フードの変更はとても慎重に行うべきステップです。いきなり新しいフードに変えてしまうと、消化不良や下痢、食欲不振といったトラブルを引き起こす可能性があります。ここでは、スムーズな切り替え方法と与え方のポイントを見ていきましょう。

切り替えは段階的に!混ぜ方のコツ

フードを変える際は、最低でも7日間かけて段階的に切り替えるのが基本です。
🐶切り替えの一例:
・1~2日目:新しいフード25% + これまでのフード75%
・3~4日目:新しいフード50% + これまでのフード50%
・5~6日目:新しいフード75% + これまでのフード25%
・7日目以降:新しいフード100%
フードを混ぜる際は、よくかき混ぜて香りや見た目の差を少なくすることがポイント。偏食気味のワンちゃんには、少量のぬるま湯で香りを立たせてあげるのも効果的です。

給餌量の目安と体重管理のヒント

フードのパッケージに記載されている「体重ごとの給与量」はあくまで目安です。運動量・年齢・体質によって必要カロリーは大きく異なります。
🐶体重管理のコツ:
・理想体重をキープ:肋骨が軽く触れる程度がベスト。
・定期的な体重チェック:できれば週に1回、体重を記録しましょう。
・おやつはトータルカロリーに含めて調整。
少しでも体重が増えすぎたり、減りすぎたりした場合は、1日あたりの給餌量を10%前後ずつ調整してみてください。

フードの保存方法にも気をつけよう

フードの品質を保つには、正しい保存方法も大切です。不適切な保存は酸化やカビの原因になり、愛犬の健康に悪影響を与えかねません。
🐶保存のポイント:
・開封後は密閉:ジッパー付き袋や密閉容器に入れて、湿気と酸化を防ぐ。
・直射日光・高温多湿を避ける:冷暗所での保管が理想的。
・開封日を記録しておく:できれば1ヶ月以内で使い切れるサイズを選ぶ。
なお、小分けにして冷蔵庫で保存するのもひとつの手ですが、結露によるカビのリスクもあるため、完全密閉と使用前の常温戻しが必要です。

フレンチブルドッグのフードについてのQ&A

Q1:フレンチブルドッグにはどんなフードが合いますか?

A:皮膚や胃腸がデリケートな子が多いため、以下のようなフードがおすすめです。
・グレインフリーまたは低アレルゲンタイプ:小麦やとうもろこしでアレルギーを起こす子も多いので、消化にやさしい原材料を。
・良質なたんぱく質がメイン:鶏・魚・鹿・ラムなど、動物性たんぱく質を主体にしたフードが◎。
・脂質が控えめなもの:体重管理やお腹の調子のために、脂質量はやや控えめがベター。

Q2:1日にどれくらいの量を与えればいい?

A:体重や年齢、運動量によって異なります。以下は一例です。

A:体重や年齢、運動量によって異なります。以下は一例です。

体重(kg) 給与量の目安(g/日)
8kg 約130〜160g
10kg 約150〜180g
12kg 約170〜200g

※成犬・運動量普通の場合の目安です。
フードのカロリー密度(kcal/100g)や体型によって調整が必要です。

※成犬・運動量普通の場合の目安です。
フードのカロリー密度(kcal/100g)や体型によって調整が必要です。
食後に太ってきた・痩せてきたなどの変化があれば、10%前後ずつ量を調整しましょう。

Q3:食べムラがあるんですが、どうすればいいですか?

A:まず健康状態に問題がないか確認したうえで、以下の対策を試してみましょう。
・同じ時間に出して、30分以内に片付ける習慣をつける
・温める or ぬるま湯でふやかすと香りが立って食欲アップ
・運動後や空腹感がある時間帯を狙って与える
・トッピングは一時的な刺激にはなりますが、クセになることもあるので注意
それでも食べない場合は、フードの種類や硬さ、香りが好みに合っていないことも考えられます。

Q4:体重が増えすぎたときの対策は?

A:以下のような方法で無理のないダイエットを。
・ライトフードや体重管理用のフードに切り替える
・給与量を1日あたり10~15%減らす
・おやつの量と内容も見直す(カロリーゼロの野菜スティックなどへ)
・食事を2回→3回に分けることで満腹感を与える方法も◎
・毎日の散歩や遊び時間を5~10分増やす
急な減量は逆にストレスになるため、「ゆっくり・無理なく」が大切です。

Q5:子犬用から成犬用に切り替えるタイミングは?

A:一般的には生後12ヶ月前後が目安です。
ただし、骨格がしっかりしてきて体重も安定していれば、10ヶ月ごろに切り替えるケースも。逆に小柄で発育が遅めな子は、13〜14ヶ月まで子犬用を続けることもあります。
切り替える際は、新旧のフードを混ぜて徐々に移行させるのが基本です(7日以上かけてゆっくりと)。

まとめ

フレンチブルドッグは、皮膚や消化器がデリケートな犬種のため、フード選びは慎重に行うことが大切です。グレインフリーや低アレルゲンタイプ、良質なたんぱく質を中心にしたフードを選ぶことで、アレルギーや消化トラブルのリスクを抑えることができます。

また、フードの切り替えは1週間ほどかけて徐々に移行させるのが基本です。いきなり変更すると下痢や食欲不振になることがあるため、古いフードと新しいフードを段階的に混ぜていくのがポイントです。

給餌量は体重・年齢・運動量によって変わるため、パッケージの記載を参考にしながら、体型や体重の変化に応じて調整しましょう。食べムラや体重の増減が気になる場合も、無理のない範囲でフード量や種類を見直してみてください。

そして、意外と見落としがちな「フードの保存方法」にも注意を。開封後は密閉して直射日光を避けるなど、鮮度を保つ工夫をすることで、品質を長持ちさせることができます。

毎日の食事は健康の土台。フレンチブルドッグの個性に合わせて、安心・安全なフードライフを整えてあげましょう。

公式LINE
編集 / 執筆者
白石竜次とワンちゃん.jpg 白石竜次…【ペットについて】…犬→20年ほど前に飼っていました。現在マーコグリーンのワンちゃんと関わっています。/鳥→インコなど多数/うさぎ→過去に10年くらい/ハムスター→現在飼っています。 【プロフ】調理師免許を持つ調理師。ライターとしてはIT系の著書を3冊出版。
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