犬に与えてはいけない食べ物リストを発表!危険な理由を徹底解説!

犬に与えてはいけない食べ物リストを発表!危険な理由を徹底解説!.gif ドッグフード

大切な愛犬に、美味しいものを食べさせてあげたいと思うのは飼い主として当然の気持ち。
しかし、人間にとっては安全な食べ物でも、犬にとっては命に関わる危険な食材がたくさんあります。
例えば、チョコレートやネギ類、ブドウなどは、少量でも中毒を引き起こす可能性があるため要注意!
本記事では、犬に与えてはいけない食べ物を「危険度別」に分かりやすく解説し、それぞれのリスクや中毒症状について詳しくご紹介します。
愛犬の健康を守るために、ぜひチェックしてみてください!

  1. 犬に与えてはいけない食材リストまとめ
  2.  非常に危険(絶対に与えない)
    1. キシリトール(低血糖・肝不全)
    2. チョコレート、ココア(テオブロミン中毒)
    3. アルコール(中枢神経障害・昏睡)
    4. ブドウ、レーズン、マスカット(腎不全)
    5. ネギ類(玉ねぎ、長ねぎ、らっきょう、にら、ニンニクなど)(溶血性貧血)
    6. ナッツ類(マカダミアナッツ、ビターアーモンド)(神経・消化器障害)
    7. 香辛料(コショウ、わさび、唐辛子など)(胃腸・粘膜の刺激)
    8. アボカド(ペルシンによる中毒)
    9. 銀杏(神経毒)
    10. ホップ(体温上昇・けいれん)
  3. 与えない方がよい(健康被害のリスクあり)
    1. カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶など)(中枢神経刺激)
    2. 牛乳(乳製品)(乳糖不耐症)
    3. 生卵卵白(アビジンによるビタミンB欠乏)
    4. 鶏の骨(鋭利に割れて消化器を傷つける)
    5. 魚介類(イカ、タコ、エビ、カニ、貝類など)(消化不良・アレルギー)
    6. 甲殻類(エビ・カニなど)(甲殻類アレルギー)
    7. 生魚やお刺身(寄生虫・チアミナーゼ)
    8. 加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)(塩分・添加物)
    9. 生野菜(特に消化しにくいもの)(消化不良)
    10. ホウレン草(シュウ酸が尿路結石の原因に)
    11. 人間用のお菓子(砂糖・脂肪・添加物)
  4. 少量なら大丈夫だが注意
    1. パン(総菜パン・菓子パンなど)(塩分・糖分)
    2. 生肉(寄生虫・細菌感染)
    3. レバー(過剰摂取でビタミンA中毒)
    4. 梅干し(塩分・種)(塩分過多・種による窒息)
    5. いちじく(消化不良)
    6. 柑橘類(レモン、オレンジなど)(酸による胃刺激)
    7. りんご(種、芯、茎、葉)(種に微量のシアン化合物)
    8. トマト(へた、茎、葉、花、未熟な実)(ソラニン・中毒性)
    9. 梨、スイカ、バナナ、いちご、パイナップル、柿(消化しにくい場合あり)
    10. 栗(消化不良・喉詰まり)
    11. 煮干し・海苔(塩分が高い)
    12. アロエ(下痢・嘔吐)
  5. ワンちゃんビギナー白石の感想
  6. まとめ:犬に与えてはいけない食べ物リスト

犬に与えてはいけない食材リストまとめ

危険度 食材 危険な理由
⚠️ 非常に危険(絶対に与えない) キシリトール 低血糖や肝不全を引き起こす可能性があります。
チョコレート、ココア テオブロミン中毒を引き起こし、興奮、けいれん、最悪の場合死に至ることがあります。
アルコール 中枢神経障害や昏睡状態を引き起こす可能性があります。
ブドウ、レーズン、マスカット 腎不全を引き起こすリスクがあります。
ネギ類(玉ねぎ、長ねぎ、らっきょう、にら、ニンニクなど) 溶血性貧血を引き起こす可能性があります。
ナッツ類(マカダミアナッツ、ビターアーモンド) 神経障害や消化器障害を引き起こす可能性があります。
香辛料(コショウ、わさび、唐辛子など) 胃腸や粘膜を刺激し、健康被害をもたらす可能性があります。
アボカド ペルシンという物質が中毒を引き起こす可能性があります。
銀杏 神経毒性があり、けいれんなどを引き起こす可能性があります。
ホップ 体温上昇やけいれんを引き起こすリスクがあります。
⚠️ 与えない方がよい(健康被害のリスクあり) カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶など) 中枢神経を刺激し、興奮やけいれんを引き起こす可能性があります。
牛乳(乳製品) 乳糖不耐症による下痢や消化不良を引き起こす可能性があります。
生卵卵白 アビジンがビタミンBの吸収を阻害し、欠乏症を引き起こす可能性があります。
鶏の骨 鋭利に割れて消化器を傷つけるリスクがあります。
魚介類(イカ、タコ、エビ、カニ、貝類など) 消化不良やアレルギーを引き起こす可能性があります。
加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど) 塩分や添加物が多く、健康被害をもたらす可能性があります。
⚠️ 少量なら大丈夫だが注意 パン(総菜パン・菓子パンなど) 塩分や糖分が多く、肥満や健康被害のリスクがあります。
生肉 寄生虫や細菌感染のリスクがあります。
レバー 過剰摂取でビタミンA中毒を引き起こす可能性があります。
梅干し(塩分・種) 塩分過多や種による窒息のリスクがあります。
柑橘類(レモン、オレンジなど) 酸が胃を刺激し、消化器障害を引き起こす可能性があります。
りんご(種、芯、茎、葉) 種に微量のシアン化合物が含まれ、中毒のリスクがあります。
トマト(へた、茎、葉、花、未熟な実) ソラニンが含まれ、中毒性があります。

※ 少量であれば問題ない食材もありますが、犬の個体差や体調によって影響が異なります。何かを与える際は、獣医に相談するのが安全です。

 非常に危険(絶対に与えない)

キシリトール(低血糖・肝不全)

キシリトール を犬が食べている画像.webp
キシリトールは人間にとっては虫歯予防などのメリットがある甘味料ですが、犬にとっては非常に危険な毒物となります。以下の理由から、絶対に与えてはいけません。

1. 急激な低血糖を引き起こす

犬がキシリトールを摂取すると、人間とは異なる反応を示します。キシリトールは犬の体内で急激なインスリン分泌を引き起こし、血糖値が急低下することがあります。その結果、以下のような低血糖症状が発生します。

初期症状(摂取後30分~1時間以内)

・嘔吐
・ぐったりする(脱力・元気がなくなる)
・ふるえ、けいれん
・失禁
・失神

重篤な症状

・昏睡状態
・呼吸困難
・最悪の場合、死に至ることも

2. 肝臓障害を引き起こす

キシリトールは低血糖だけでなく、犬の肝臓にも深刻なダメージを与えることが知られています。大量に摂取すると、肝不全を引き起こし、命に関わる可能性があります。

肝機能障害の症状

・黄疸(目や歯茎が黄色くなる)
・食欲不振
・血便や血尿
・出血しやすくなる

3. 少量でも危険!即座に動物病院へ

キシリトールは少量でも危険です。犬の体重1kgあたり 0.1g(100mg) のキシリトールで低血糖が発生し、0.5g(500mg)以上 で肝障害のリスクが高まるとされています。
たとえば、
・体重5kgの犬 → たった 0.5g(500mg) で低血糖リスク
・ガム1粒(1g以上のキシリトール含有) でも致命的になる可能性あり

主なキシリトール含有食品(要注意!)

・キシリトールガム、タブレット
・シュガーレスのお菓子(キャンディー、チョコ、グミなど)
・歯磨き粉、マウスウォッシュ
・ダイエット食品・糖質オフ食品
・一部のピーナッツバター

犬がキシリトールを摂取した場合の対処法

1.すぐに動物病院に連絡(摂取量が不明でも念のため相談)
2.摂取してから30分以内なら、獣医師の指示に従い催吐処置を試みることも
3.低血糖予防のためにブドウ糖を与える場合もある(獣医師と要相談)
4.動物病院で点滴や血糖値管理を受ける

キシリトールは犬にとって猛毒!

キシリトールは、少量でも低血糖や肝障害を引き起こし、最悪の場合死に至る危険な物質です。「ちょっとくらい大丈夫」と油断せず、絶対に犬の口に入らないよう徹底管理 しましょう。もし摂取してしまった場合は、すぐに動物病院へ!

チョコレート、ココア(テオブロミン中毒)

チョコレートと犬の画像.webp
チョコレートやココアは、犬にとって命に関わる危険な食品です。含まれる成分「テオブロミン」「カフェイン」が犬の体に深刻な影響を与えるため、絶対に与えてはいけません。

1. テオブロミン中毒を引き起こす

チョコレートやココアに含まれる 「テオブロミン」 は、犬の体内で分解・排出されにくく、蓄積されることで中毒を引き起こします。

テオブロミン中毒の症状(摂取後 6~12 時間以内に発症)
軽度の症状

・落ち着きがなくなる(興奮状態)
・動悸、呼吸が速くなる
・多尿、下痢、嘔吐

重度の症状

・震え、けいれん
・高熱
・失神、昏睡
・最悪の場合、死に至ることも
犬は 体重1kgあたり 20mg のテオブロミンで中毒症状を示し、100mg を超えると命の危険 があると言われています。

2. チョコレートの種類による危険度の違い

チョコレートの種類によって テオブロミンの含有量 が異なります。ダークチョコレートやココアは特に危険です!

チョコレートの種類 テオブロミン含有量(mg/100g) 犬の危険度
カカオパウダー(純ココア) 約800~1300mg 極めて危険
ダークチョコレート 約450~800mg 非常に危険
ミルクチョコレート 約150~200mg 危険
ホワイトチョコレート 約1~15mg ほぼ無害(ただし脂肪分が多く消化不良のリスクあり)

特に「純ココア」「ダークチョコ」は猛毒レベル なので、少量でも非常に危険です!

3. カフェインによる中枢神経の興奮

チョコレートには カフェイン も含まれています。カフェインはテオブロミンと似た作用を持ち、心拍数の上昇や神経過敏を引き起こす ため、さらに危険性が高まります。

・症状:興奮状態、震え、けいれん、不整脈
・特に注意! ココアやエナジードリンクなども含め、カフェイン入りの飲食物は犬に絶対に与えないようにしましょう。

4. 犬がチョコレートを食べてしまった場合の対処法

1.すぐに動物病院に連絡!(摂取量が不明でも必ず相談)
2.摂取後 2 時間以内なら催吐処置が可能(獣医師の指示に従う)
3.活性炭を使って吸収を遅らせる場合もある(ただし自己判断せず病院へ)
4.点滴や心拍管理などの集中治療が必要になることも
⚠️ 少量でも油断は禁物!早めの対応が犬の命を救います。

チョコレート・ココアは犬にとって猛毒!

・テオブロミンとカフェインが原因で中毒を引き起こす
・ダークチョコやココアパウダーは特に危険
・摂取後数時間で症状が出るため、すぐに動物病院へ!
「少しくらい大丈夫」と思わず、絶対に犬の口に入らないよう徹底管理しましょう!

アルコール(中枢神経障害・昏睡)

アルコールと犬
アルコール(エタノール)は、人間でも大量摂取すれば中毒を引き起こしますが、犬にとってはごく少量でも命に関わる危険な毒物 です。飲酒はもちろん、アルコールを含む食品や薬品にも注意が必要です。

1. 急性アルコール中毒を引き起こす

犬は アルコールの分解能力が極めて低い ため、わずかな量でも体内に蓄積し、急性アルコール中毒を引き起こします。

アルコール中毒の主な症状
軽度の症状(摂取後 30 分~1 時間以内)

・よろめく、ふらつく(酔っ払ったような状態)
・ぐったりする
・嘔吐、下痢
・体温低下(低体温症)

重度の症状

・呼吸数の低下、意識混濁
・けいれん、昏睡
・最悪の場合、死に至ることも
⚠️ 人間がほろ酔いになる量でも、犬にとっては致命的!

2. 少量でも致命的なリスクがある

犬にとって 体重 1kg あたり 5.5ml のアルコール(エタノール)で中毒症状が現れ、約6g 以上で命の危険 があります。

<例>
・体重 5kg の犬 が ビール 50ml(アルコール 5%) を飲んだだけで中毒を起こす可能性あり
・ウイスキーや焼酎(40%以上)なら数滴でも危険!

3. アルコールを含む食品や製品にも要注意!

犬は飲み物だけでなく、アルコールを含む食品や日用品 からも中毒を起こすことがあります。

アルコールを含む危険なもの

・ビール、ワイン、ウイスキー、日本酒などの酒類
・リキュール入りチョコレート、洋酒ケーキ
・発酵食品(パン生地、醤油、みりん など)
・薬品・消毒液(手指消毒用アルコール、シロップ薬 など)
・化粧品(香水、ヘアトニック など)
⚠️ パン生地(イースト発酵)は特に危険!
パン生地は胃の中で発酵を続け、アルコールを発生させる ため、中毒のリスクが高くなります。

4. 犬がアルコールを摂取してしまった場合の対処法

・すぐに動物病院に連絡!(摂取量が不明でも必ず相談)
・アルコールを飲んでしまった場合、絶対に放置しない(早急な処置が必要)
・動物病院で点滴や解毒処置が必要になることも
⚠️ 自己判断で吐かせるのは危険! 獣医師の指示を仰ぎましょう。

5.アルコールは犬にとって猛毒!

・犬はアルコールを分解できず、少量でも急性中毒を起こす
・飲酒だけでなく、洋酒入り食品や発酵食品にも注意が必要
・パン生地の発酵によるアルコール生成も危険
・もし摂取してしまったら、すぐに動物病院へ!
「ほんの一口なら大丈夫」は絶対にNG! 犬の健康を守るために、アルコールは絶対に与えないようにしましょう!

ブドウ、レーズン、マスカット(腎不全)

ラブラドール・レトリバーがブドウの近くに座っています
ブドウやレーズン(干しブドウ)、マスカットは犬にとって猛毒です。少量でも急性腎不全を引き起こし、最悪の場合、死に至る可能性があります。そのため、犬には絶対に与えてはいけません。

1. 急性腎不全を引き起こす

ブドウレーズンを摂取すると、犬の腎臓が正常に機能しなくなり、急性腎不全 を引き起こすことがあります。腎臓がダメージを受けると、体内の老廃物が排出できず、命に関わる状態になります。

腎不全の主な症状(摂取後 6~12 時間以内)
初期症状

・嘔吐、下痢
・食欲不振
・ぐったりする(元気がなくなる)
・腹痛

重度の症状

・尿の量が減る、または出なくなる(腎不全のサイン)
・脱水症状(口の粘膜が乾燥する)
・震え、けいれん
・意識低下、昏睡状態
⚠️ 摂取後すぐに症状が出ないことも!
数日後に腎臓の機能が急激に悪化し、重篤な状態になることがあります。

2. 少量でも危険!

犬がブドウやレーズンを摂取した場合、ごく少量でも中毒症状が出ることがあります。

・ブドウ:1粒でも中毒を起こす可能性あり
・レーズン:ブドウより危険度が高く、より少量で中毒に
(乾燥しているため成分が濃縮されている)

犬の体重と危険な摂取量(目安)
犬の体重 危険なブドウの量 危険なレーズンの量
5kg 約5粒 約3g(小さじ1杯)
10kg 約10粒 約6g(小さじ2杯)
20kg 約20粒 約12g(大さじ1杯)

⚠️ 体質によっては、これ以下の量でも中毒を起こすことがあるため、絶対に与えないでください!

3. なぜ犬にとって有害なのか?(原因は未解明)

ブドウやレーズンがなぜ犬の腎臓に悪影響を与えるのか、正確なメカニズムはまだ解明されていません。

考えられる要因

・ブドウに含まれる 毒性物質 の影響
・一部の犬が持つ 遺伝的な感受性
・ポリフェノール などの成分が腎臓に負担をかける可能性
個体差があり、ある犬は無事でも、別の犬には致命的な影響を与えることがあるため、「大丈夫だった」という経験談を信じず、絶対に与えないことが重要です。

4. 犬がブドウやレーズンを食べてしまった場合の対処法

1.すぐに動物病院に連絡!
2.獣医師の指示を仰ぐ(摂取量が不明でも必ず相談)
3.摂取後すぐなら催吐処置を行うことも(獣医師の指示がある場合)
4.入院治療が必要になることも(点滴・活性炭処置)
⚠️ 「様子を見る」は危険!
症状が出る前に治療を開始する方が、腎臓のダメージを防ぎやすくなります。

5.ブドウ・レーズン・マスカットは犬にとって猛毒!

・少量でも急性腎不全を引き起こす可能性がある
・レーズンは特に危険(成分が濃縮されている)
・原因は未解明のため、少量でも絶対に与えない!
・万が一食べてしまったら、すぐに動物病院へ!
「今まで大丈夫だった」ではなく、「次が危険かもしれない」と考えて、愛犬を守りましょう!

ネギ類(玉ねぎ、長ねぎ、らっきょう、にら、ニンニクなど)(溶血性貧血)

玉ねぎと犬の画像
ネギ類は犬にとって非常に危険な食べ物です。これらの野菜に含まれる成分が赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こすため、命に関わることもあります。少量でも中毒を起こす可能性があるため、絶対に与えてはいけません。

1. 溶血性貧血を引き起こす

ネギ類には有機チオ硫酸化合物(アリルプロピルジスルフィドなど)が含まれており、犬の赤血球を攻撃して壊してしまいます(溶血)。

溶血性貧血の主な症状

・摂取後 1~3 日以内に発症
・食欲不振、元気がなくなる
・嘔吐・下痢、腹痛
・呼吸が荒くなる
・歯茎や舌が白っぽい、または黄色くなる(貧血・黄疸)
・血尿(赤褐色の尿)
・重症の場合、ふらつきや意識障害、昏睡状態に
⚠️ 少量でも症状が出ることがあり、重症化すると命に関わる危険性が高いです!

2. 少量でも危険!調理しても毒性は消えない

ネギ類の毒性成分は熱を加えても、乾燥させても分解されません。そのため、加熱したスープや炒め物、加工食品に含まれるネギでも中毒を起こします。

また、ネギを刻んでスープに入れた場合、成分が溶け出しているためスープを飲んだだけでも危険です。

3. 犬の体重と危険な摂取量

犬の体重に対して 玉ねぎ約5g/kg で中毒症状が現れる可能性があります。

犬の体重と危険な摂取量(目安)
犬の体重 危険な玉ねぎの量(目安)
5kg 約25g(約1/8個)
10kg 約50g(約1/4個)
20kg 約100g(約1/2個)

⚠️ 体質によっては、これ以下の量でも中毒を起こすことがあります!

4. ネギ類を含む危険な食品

犬に与えると危険なネギ類は、以下のような食品にも含まれていることがあります。

危険な食品例

・ネギ類全般(玉ねぎ、長ねぎ、にんにく、にら、らっきょう、エシャロット など)
・加工食品(ハンバーグ、餃子、コロッケ、カレー、シチュー、スープ など)
・だしやスープ(コンソメ、和風だし)
・玉ねぎエキスを含むドッグフードやおやつ(要成分表示確認)
⚠️ 加熱・加工されても毒性は消えないため、少しでも含まれている食品は絶対に与えないでください!

5. 犬がネギ類を食べてしまった場合の対処法

1.すぐに動物病院に連絡!
2.摂取量に関わらず、獣医師の指示を仰ぐ
3.摂取後すぐであれば催吐処置を行うことも
4.重症化した場合は点滴・酸素療法・輸血が必要になることも
⚠️ 「少量だから大丈夫」は絶対に禁物!
数日後に症状が悪化することもあるため、すぐに病院に行くことが重要です。

6. まとめ:ネギ類は犬にとって猛毒!

・ネギ類は犬の赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こす
・加熱・加工しても毒性は消えないため、スープや料理にも注意!
・少量でも危険で、個体差によっては命に関わることも
・もし食べてしまったら、すぐに動物病院へ!

「ちょっとだけなら…」は命取り!
犬の健康を守るために、ネギ類は絶対に与えないようにしましょう!

ナッツ類(マカダミアナッツ、ビターアーモンド)(神経・消化器障害)

マカダミアナッツ

1. マカダミアナッツ中毒

⚠️ マカダミアナッツが犬に与える悪影響
マカダミアナッツには犬にとって毒性のある成分が含まれており、摂取すると神経系や筋肉に影響を与えます。摂取後6〜12時間以内に症状が現れることが多く、最悪の場合は歩行困難や衰弱状態に陥ることもあります。

主な症状

・後ろ足の筋力低下(ふらつき、歩行困難)
・嘔吐、下痢、腹痛
・震えや筋肉の硬直
・発熱(39〜41℃の高熱)
・元気がなくなる、ぐったりする
・食欲不振
・重症の場合、昏睡状態になることも
⚠️ 少量でも中毒を引き起こす
犬の体重1kgあたり約2.4gのマカダミアナッツで中毒症状を起こす可能性があります。

犬の体重と危険なマカダミアナッツの量(目安)
犬の体重 危険なマカダミアナッツの量(目安)
5kg 約12g(3〜4粒)
10kg 約24g(6〜8粒)
20kg 約48g(12〜16粒)

少量でも個体差によっては中毒を引き起こすため、絶対に与えないでください!

2. ビターアーモンド中毒(青酸中毒)

⚠️ ビターアーモンドが犬に与える悪影響
ビターアーモンド(苦いアーモンド)にはシアン化合物(青酸)が含まれており、摂取すると急性の中毒症状(青酸中毒)を引き起こすことがあります。青酸は体内で酸素の利用を妨げ、呼吸困難や神経症状を引き起こすため、少量でも危険です。

主な症状

呼吸が荒くなる、息苦しそうにする
・よだれを大量に垂らす
・嘔吐、下痢
・けいれん、震え
・意識がもうろうとする
・重症の場合、昏睡・死亡することも
⚠️ 少量でも致命的になる可能性があるため、絶対に与えないでください!

3. 他のナッツ類も要注意!

マカダミアナッツやビターアーモンド以外のナッツも、犬には消化に負担がかかるため、与えない方が安全です。

特に危険なナッツ類
ナッツの種類 犬に与えるリスク
マカダミアナッツ 神経・筋肉への毒性、中毒症状(ふらつき・嘔吐・発熱など)
ビターアーモンド 青酸中毒(呼吸困難・けいれん・昏睡など)
くるみ カビ毒(アフラトキシン)による肝障害のリスク
ピスタチオ 高脂肪で膵炎のリスク、消化不良を引き起こす
カシューナッツ 高脂肪・消化不良の原因になりやすい
ヘーゼルナッツ 消化不良・誤飲による窒息の危険
ピーカンナッツ カビ毒(アフラトキシン)による中毒の可能性

⚠️ 特に、ナッツは脂肪分が多いため、膵炎(すいえん)の原因になることもあります!

4. 犬がナッツ類を食べてしまった場合の対処法

1.すぐに動物病院に連絡!
2.摂取量を確認し、獣医師の指示を仰ぐ
3.摂取後すぐなら催吐処置を行う場合も
4.中毒症状が出たら、点滴・入院治療が必要になることも

5. まとめ:ナッツ類は犬にとって危険!

・マカダミアナッツは筋肉・神経系に悪影響を与え、中毒症状を引き起こす
・ビターアーモンドは青酸中毒のリスクがあり、極めて危険!
・他のナッツ類も消化不良や膵炎のリスクがあるため与えない方が安全
・もし食べてしまったら、すぐに動物病院へ!

「少しなら大丈夫」は命取り!
ナッツ類は犬にとって消化が難しく、中毒のリスクが高い食べ物なので、絶対に与えないようにしましょう!

香辛料(コショウ、わさび、唐辛子など)(胃腸・粘膜の刺激)

香辛料(コショウ、わさび、唐辛子など)
香辛料(スパイス類)は、人間にとっては風味を楽しむためのものですが、犬にとっては消化器官や神経系に悪影響を与える危険な食品です。特にコショウ、わさび、唐辛子、カレー粉、マスタードなどの辛味の強い香辛料は、犬に与えると深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。

1. 香辛料が犬に与える悪影響

⚠️ 香辛料による主な症状
・口・喉の強い刺激や炎症
・よだれが大量に出る
・胃腸の炎症(胃痛、下痢、嘔吐)
・食道の粘膜を傷つける
・神経系の異常(震え、興奮状態)
・目や鼻の粘膜の炎症(涙目、くしゃみ、鼻水)
・肝臓や腎臓に負担をかける

2. 特に危険な香辛料とその影響

香辛料の種類 犬に与えるリスク
コショウ(黒コショウ、白コショウ) 胃腸への刺激、胃痛、下痢、嘔吐、咳き込み
唐辛子(チリペッパー、ハバネロ、カイエンペッパー) カプサイシンによる強い刺激、胃炎、神経系の異常(震え・興奮)
わさび 鼻や喉を刺激し、呼吸困難や胃腸の不調(下痢・嘔吐)を引き起こす
カレー粉 ターメリックやスパイス成分が消化器官に負担をかけ、胃炎や下痢の原因に
マスタード(からし) 粘膜を刺激し、胃腸炎や嘔吐、呼吸困難を引き起こす
シナモン 過剰摂取で肝障害や低血糖のリスクがある
ナツメグ 神経毒性があり、幻覚、興奮、けいれんなどの中毒症状を引き起こす可能性

3. 香辛料の中でも特に危険な成分

🌶 唐辛子に含まれる「カプサイシン」

・カプサイシンは犬の消化器官に強い刺激を与え、胃痛や下痢を引き起こす
・神経系にも影響を及ぼし、震えや興奮状態になることがある
・少量でも喉や口内に痛みを引き起こし、食事を拒否する原因になる

コショウに含まれる「ピペリン」

・胃酸の分泌を促し、胃炎や消化不良を起こしやすくなる
・強い刺激で口内の粘膜を傷つける
・過剰摂取で下痢や嘔吐のリスクが高まる

わさびの「アリルイソチオシアネート」

・ツンとした刺激が鼻や喉の粘膜を攻撃し、咳き込みや呼吸困難を引き起こす
・胃腸の不調(下痢・嘔吐)を引き起こす可能性
・特にチューブわさびには食品添加物が含まれるため、より危険

4. 犬が香辛料を食べてしまった場合の対処法

・水を与えて口の中の刺激を和らげる(牛乳を少量飲ませるのも効果的)
・吐き気や下痢がひどい場合はすぐに動物病院へ
・目や鼻に刺激がある場合は、清潔な水でやさしく拭き取る
・症状がなくても、しばらく様子を見守る
・少量でも心配なら、獣医に相談する

5.香辛料は犬にとって有害!

・香辛料は犬の消化器官や神経系に強い刺激を与え、健康被害を引き起こす
・コショウや唐辛子、わさび、カレー粉、マスタードは特に危険
・少量でも胃炎や嘔吐、神経症状が出ることがある
・犬が誤って食べた場合は、すぐに対処し、症状があれば動物病院へ!

「少しなら大丈夫」は禁物!
香辛料は犬にとって刺激が強すぎる食品なので、絶対に与えないようにしましょう!

アボカド(ペルシンによる中毒)

犬とアボカド
アボカドは栄養価が高く、人間には健康的な食品ですが、犬にとっては有害になる可能性がある果物です。特に「ペルシン」という毒性成分を含んでおり、中毒症状を引き起こすことがあります。

1. アボカドが犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
・嘔吐
・下痢
・腹痛
・呼吸困難
・むくみ(特に顔や四肢)
・元気消失
・心臓や肝臓の機能低下(重篤な場合)
特に種・皮・葉・果肉のすべてにペルシンが含まれており、少量でも中毒を引き起こす可能性があります。

2. アボカドに含まれる危険な成分

ペルシン(Persin)

・植物由来の毒素で、犬の消化器官や心臓にダメージを与える
・摂取量が多いと、呼吸困難や臓器障害を引き起こすことがある
・特に皮・種・葉に多く含まれるため要注意

高脂肪

・アボカドの果肉は脂肪分が多く、膵炎(すいえん)の原因になる
・長期間摂取すると肥満や肝臓への負担が増加

大きな種による窒息・腸閉塞

・アボカドの種は大きく、犬が誤って飲み込むと窒息や腸閉塞を引き起こす危険性がある
・手術が必要になるケースもあるため、絶対に与えないことが重要

3. アボカド中毒の危険性が高い犬の特徴

・小型犬や老犬は特に注意が必要
・胃腸が弱い犬(過去に下痢や嘔吐をしやすい犬)
・心臓疾患を持っている犬は特に危険

4. 犬がアボカドを食べてしまった場合の対処法

1.どれくらいの量を食べたか確認する
2.少量でも様子を観察し、異常があればすぐに獣医へ
3.嘔吐・下痢・呼吸困難の症状が出たら、すぐに病院へ連れて行く
4.種や皮を誤飲した場合は、すぐに動物病院で診てもらう

5.アボカドは犬にとって危険な食べ物!

・ペルシンという有毒成分が含まれ、中毒症状を引き起こす可能性がある
・高脂肪で膵炎のリスクがあり、長期的に与えると肥満や肝臓への負担も増加
・大きな種が窒息や腸閉塞を引き起こす危険がある
・犬が誤って食べてしまった場合は、すぐに様子を観察し、症状があれば獣医に相談!

アボカドは健康に良いイメージがありますが、犬には絶対に与えないようにしましょう!

銀杏(神経毒)

銀杏の木と犬.
銀杏は日本料理などでよく使われる食材ですが、犬にとっては非常に危険な食べ物です。特に、銀杏に含まれる「ギンコトキシン」という毒素が犬に悪影響を与える可能性があります。銀杏は食べやすい大きさですが、誤って食べてしまうと深刻な症状を引き起こすことがあります。

1. 銀杏が犬に与える悪影響

主な症状

・嘔吐
・下痢
・腹痛
・よだれ
・呼吸困難
・神経系への影響(震え、けいれんなど)
・重症の場合は昏睡や命に関わることも
特に生の銀杏や未熟な銀杏の実には、「ギンコトキシン」が多く含まれており、これが犬にとっての大きな危険因子です。

2. 銀杏に含まれる危険な成分

ギンコトキシン

・ギンコトキシンは犬にとって毒性が強い物質で、神経系や消化器系に悪影響を与える
・過剰摂取により、けいれん、震え、呼吸困難を引き起こすことがある
・一度に多量に摂取すると、死に至る危険性もある

高カリウム成分

・銀杏にはカリウムが豊富に含まれていますが、過剰に摂取するとカリウム中毒を引き起こし、心臓や神経系に悪影響を与えることがある

銀杏の種の硬さ

・銀杏の種は固いため、犬が噛まずに飲み込んでしまうと、喉や胃腸で詰まって窒息や腸閉塞を引き起こす可能性がある

3. 犬が銀杏を食べてしまった場合の対処法

1.食べた量を確認する
2.早急に獣医に相談する(特に症状が出ていなくても、少量でも危険)
3.吐かせることは絶対に避ける(銀杏の種が喉や気道に詰まる恐れがあるため)
4.銀杏を与えないようにすることが最も重要

4.銀杏は犬にとって危険な食べ物!

・「ギンコトキシン」という有毒成分が犬の神経系に悪影響を与える
・過剰摂取でけいれんや呼吸困難を引き起こす可能性がある
・銀杏の種が硬く、誤飲による窒息や腸閉塞を引き起こす恐れがある
・犬が誤って食べた場合は、すぐに獣医に相談し、早期の対応を心がける

銀杏は犬にとって非常に危険ですので、絶対に与えないようにしましょう!

ホップ(体温上昇・けいれん)

ホップ畑と犬
ホップはビールやその他の飲料に使われる植物で、犬にとっては非常に危険な食品です。ホップに含まれる成分が、犬の健康に深刻な影響を与えることがあります。特に、ビールやホップを使った食品に含まれる**「ホップの成分」が中毒症状を引き起こす原因**となります。

1. ホップが犬に与える悪影響

主な症状

興奮や過剰な活発さ(過剰興奮)
・震えやけいれん
・体温の上昇(高熱)
・呼吸困難
・嘔吐や下痢
・死に至ることもある

2. ホップに含まれる危険な成分

ホップの成分「ホップアミン」

ホップアミンは犬にとって非常に毒性が強く、摂取後数時間以内に中毒症状を引き起こす可能性が高い
・摂取量によっては、犬の体温が異常に上昇し、命に関わる状態に陥ることも
・特にホップが加熱されていない場合(生のホップやビール)は、その毒性が強くなるため危険

高体温(悪性高体温症)

・ホップを摂取した犬は体温が急激に上昇し、「悪性高体温症」になることがあります
・体温が40度を超えると、臓器不全や脳損傷を引き起こし、命に関わることもあります

3. 犬がホップを食べてしまった場合の対処法

1.すぐに動物病院に連れて行く
2.犬が食べたホップの量や状況を正確に伝える
3.ホップが含まれたビールや飲み物も危険なので、誤って飲んだ場合は速やかに獣医に相談
4.症状が発生した場合は、すぐに獣医による治療を受けることが最も重要

4. まとめ:ホップは犬にとって危険な食べ物!

・ホップの成分は犬にとって有毒で、体温の異常上昇(悪性高体温症)や興奮症状を引き起こす
・ホップを摂取した場合、重篤な場合は命に関わることもある
・ビールやホップを使った食品も危険で、犬には絶対に与えないようにすることが大切
・犬がホップを摂取してしまった場合は、早急に動物病院に相談し、治療を受ける

ホップは犬にとって非常に危険な食品です。誤って摂取しないように十分に注意しましょう!

与えない方がよい(健康被害のリスクあり)

カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶など)(中枢神経刺激)

コーヒーと犬
カフェインは多くの飲料や食品に含まれており、特にコーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに含まれる成分ですが、犬にとっては非常に有害です。犬はカフェインに対する耐性が低いため、少量でも中毒症状を引き起こすことがあります。

1. カフェインが犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
・興奮や過剰な活発さ(過剰興奮)
・震えやけいれん
・心拍数の増加(動悸)
・呼吸困難
・嘔吐や下痢
・体温上昇(高熱)
・最悪の場合、昏睡や死亡
・カフェインは神経系に影響を与え、犬の体に多くの深刻な症状を引き起こします。

2. カフェインの毒性

中枢神経系への影響

カフェインは中枢神経を刺激し、過剰摂取すると興奮状態が続き、過度の動きや震えを引き起こします
・高濃度で摂取すると、けいれんや神経系の損傷を引き起こすことがあり、最終的には昏睡状態に陥ることもあります

心臓に与える影響

・カフェインは心拍数を急激に増加させ、動悸や不整脈を引き起こします
・過剰摂取により心臓に負担がかかり、命にかかわる可能性もあります

体温上昇

・カフェイン摂取後、体温が異常に上昇し、熱中症のような症状を引き起こすことがあります
・これが重篤な状態に至る場合、臓器不全を引き起こすこともある

3. 犬がカフェインを摂取してしまった場合の対処法

1.摂取量を確認する
2.カフェインを摂取した後、早期に異常を確認する(震え、興奮、呼吸困難など)
3.すぐに獣医に相談する
4.症状がひどくなる前に適切な治療を受けさせる

4. まとめ:カフェインは犬にとって非常に危険な物質!

・カフェインは犬の神経系、心臓、体温に悪影響を与え、過剰摂取で命に関わることもある
・少量でも中毒症状を引き起こす可能性があり、犬には絶対に与えてはいけない
・コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど、カフェインを含む飲み物や食品は犬には危険
・カフェインを摂取した場合、速やかに獣医に相談し、早期の治療を受けることが重要

犬には絶対にカフェインを与えないようにしましょう!

牛乳(乳製品)(乳糖不耐症)

犬と牛乳が並んでいる画像
牛乳は一般的に人間にとっては栄養価の高い飲み物ですが、犬にとっては必ずしも良い食べ物ではありません。特に多くの犬は牛乳や乳製品に対して消化不良を起こすことがあり、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

1. 牛乳が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
・下痢
・腹痛
・ガスが溜まる(お腹が張る)
・嘔吐
・不快感や食欲不振
・多くの犬は乳糖不耐症であり、これが原因で消化不良を起こすことがほとんどです。

2. 牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)

乳糖不耐症

乳糖(ラクトース)は牛乳や乳製品に含まれる糖分です。人間には消化する酵素「ラクトースを分解する酵素(ラクトースアーゼ)」が存在しますが、犬にはその酵素が少ないか、ほとんどありません。
そのため、乳糖を消化できず、腸内で発酵してガスを発生させたり、下痢や腹痛を引き起こします

牛乳や乳製品の消化不良

・消化不良が続くと、腸内フローラのバランスが崩れ、腸内環境が悪化する可能性もあります
・長期的に乳製品を与え続けると、消化器官に負担をかけ、さらに問題が悪化する恐れがあります

3. 牛乳が犬に与えるその他の影響

高脂肪と高カロリー

・牛乳や乳製品は脂肪分が高く、犬にとって肥満の原因になる可能性があります
・特に室内犬や運動量が少ない犬には注意が必要です
・肥満が進行すると、心臓病や糖尿病、関節の問題などを引き起こすことがあります

乳製品が引き起こすアレルギー反応

・一部の犬は乳製品に対してアレルギー反応を示すことがあります
・アレルギー反応には皮膚のかゆみや湿疹、吐き気、下痢などが含まれます

4. まとめ:牛乳(乳製品)は犬には与えない方が良い!

・犬は乳糖不耐症が多く、牛乳や乳製品を消化できず、下痢や腹痛を引き起こすことがある
・牛乳に含まれる乳糖が腸内で発酵し、ガスや不快感を引き起こすことがある
・乳製品が高脂肪でカロリーが高いため、肥満や健康問題を引き起こすリスクがある
・一部の犬は乳製品に対してアレルギー反応を示すこともある

犬には牛乳や乳製品を与えないようにしましょう!代わりに、犬用に作られたおやつを選ぶことをお勧めします。

生卵卵白(アビジンによるビタミンB欠乏)

犬と生卵の卵白
生卵卵白は犬にとって、思わぬ健康リスクを伴う食べ物です。卵白には「アビジン」という成分が含まれており、犬にとっては有害な影響を与える可能性があります。生卵白はそのまま犬に与えると、健康に悪影響を与える可能性が高いため、避けるべきです。

1. 生卵卵白が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
・消化不良
・食欲不振
・皮膚の異常(毛のツヤが悪くなるなど)
・ビタミンB7(ビオチン)の欠乏症
・下痢や腹痛

2. 生卵卵白に含まれる「アビジン」

🛑 アビジンの影響
アビジンは卵白に含まれるタンパク質で、ビタミンB7(ビオチン)と結びつきやすい性質を持っています。
・アビジンがビオチンを吸着してしまい、犬が体内でビオチンを十分に吸収できなくなります。ビオチンは毛や皮膚、神経系の健康に重要なビタミンです。
・アビジンが過剰に摂取されると、ビタミンB7の欠乏症が発生し、毛のツヤが悪くなったり、皮膚の状態が悪化することがあります。
⚠️ アビジンによる栄養吸収の妨げ
・ビオチンが不足すると、犬は皮膚疾患や毛の不健康な状態を引き起こすことがあります
・長期間にわたって生卵卵白を食べ続けることで、ビオチン不足が進行し、健康問題が深刻化する可能性があります

3. サルモネラ菌のリスク

・生卵卵白には、サルモネラ菌が含まれている場合があります
サルモネラ菌は感染症を引き起こし、嘔吐、下痢、発熱などの症状を引き起こすことがあります
・犬はサルモネラ菌に感染しやすいため、特に生卵を与えることは危険です

4.生卵卵白は犬にとって危険な食べ物!

・生卵卵白にはアビジンが含まれており、ビタミンB7(ビオチン)の吸収を妨げ、皮膚や毛に悪影響を与える
・アビジンが過剰に摂取されると、ビタミンB7不足になり、健康に深刻な影響を与える可能性がある
・生卵卵白にはサルモネラ菌のリスクがあり、犬が感染する可能性がある
・犬に卵を与える場合は、加熱した卵(卵黄と卵白を一緒に)を与えることをお勧めします

生卵卵白は犬に与えないようにし、食事のバランスを考えて与えるべきです。加熱した卵なら安全に与えることができますが、生卵は避けるべきです。

鶏の骨(鋭利に割れて消化器を傷つける)

犬と鶏の骨

1. 鶏の骨が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
・骨の破片が喉や消化管を傷つける
・消化不良や詰まり
・内臓に深刻な損傷を与える
・嘔吐や下痢
・腸閉塞
・最悪の場合、手術が必要になることもある

2. 鶏の骨が破裂しやすい理由

鶏の骨の脆さ

・鶏の骨は他の骨と比べて比較的脆く、簡単に折れたり割れたりする特徴があります
・犬が鶏の骨を噛んで食べると、骨が鋭い破片に割れることが多く、これらの破片が喉や消化管に刺さって傷をつけたり、出血を引き起こしたりします

骨の断片が消化管を傷つける

・鋭い骨片が食道、胃、小腸、大腸などに刺さることがあります
・これにより、消化管が破裂したり、傷ついたりすることがあり、手術が必要になることもあります

3. 腸閉塞のリスク

・鶏の骨はその形状から、腸内で詰まりやすいです
・詰まると腸閉塞を引き起こし、激しい痛みや嘔吐、食欲不振、さらに生命の危険を伴うことがあります
・腸閉塞が進行すると、最終的に手術が必要となることが多いです

4.鶏の骨は犬には絶対に与えない!

・鶏の骨は壊れやすく、鋭い破片が消化管を傷つける可能性が高い
・鋭い骨片が喉や腸に刺さり、傷をつけたり内臓に損傷を与える危険がある
・鶏の骨が腸内で詰まり、腸閉塞を引き起こすことがある
・犬には加熱した鶏肉を与えることはできますが、骨は絶対に与えないようにしましょう

鶏の骨を犬に与えることは非常に危険です。代わりに犬用の安全な骨やおやつを選ぶことをお勧めします。

魚介類(イカ、タコ、エビ、カニ、貝類など)(消化不良・アレルギー)

魚介類と犬の画像.
魚介類は、人間にとって美味しく栄養価の高い食べ物ですが、犬にとっては消化不良やアレルギー反応を引き起こす可能性があり、危険な場合があります。特に、魚介類には特有の成分や物質が含まれており、犬にとって有害な影響を与えることが多いです。

1. 魚介類が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
・消化不良
・嘔吐や下痢
・アレルギー反応(かゆみ、皮膚炎)
・重篤な場合、食物中毒や感染症
・異物による窒息

2. 魚介類に含まれるリスク要因

消化不良やアレルギー反応

・魚介類は犬の消化器官には消化しにくい成分が含まれているため、犬にとって消化不良を引き起こしやすいです。
・特にエビやカニなどの甲殻類は、硬い外殻が消化困難で、消化器官に負担をかける可能性があります
・また、一部の犬は魚介類にアレルギー反応を示すことがあり、皮膚のかゆみや湿疹、嘔吐、下痢を引き起こすことがあります

食物中毒のリスク

・特に生の魚介類には、寄生虫や細菌(例えば、ビブリオ菌やサルモネラ菌)が含まれていることがあり、これが犬に食物中毒を引き起こす原因となることがあります
・食物中毒の症状には、嘔吐、下痢、食欲不振、発熱、腹痛などがあり、場合によっては深刻な健康問題を引き起こすことがあります

3. 魚介類に含まれる毒素や危険物質

ヒスタミン中毒

・一部の魚介類(特にイカやタコ)は、適切に保存されていない場合、ヒスタミンを含むことがあります
・ヒスタミンが体内に入ると、食物中毒を引き起こし、嘔吐、下痢、発疹、呼吸困難などの症状を引き起こすことがあります

魚の骨による窒息のリスク

・魚介類(特に小魚)には鋭い骨が含まれており、これが犬の喉や消化管を傷つけることがあります
・骨が詰まると窒息の危険があり、また、消化管に傷をつけることもあります

4. まとめ:魚介類は犬に与えるべきではない!

・魚介類は犬に消化不良を引き起こす可能性があり、消化器官に負担をかける
・エビやカニなどの甲殻類は消化が難しく、アレルギー反応を引き起こすことがある
・生魚や貝類には寄生虫や細菌、毒素が含まれていることがあり、食物中毒や感染症のリスクが高い
・魚の骨が犬の喉や消化管を傷つけ、窒息や内臓損傷を引き起こす可能性がある

犬には魚介類を与えないようにし、安全な食べ物を与えるよう心がけましょう。

甲殻類(エビ・カニなど)(甲殻類アレルギー)

甲殻類(エビ・カニなど)
甲殻類(エビやカニなど)は人間にとって美味しい食材ですが、犬には与えるべきではありません。これらの海産物は犬にとって消化しづらく、アレルギー反応や消化器系の問題を引き起こす可能性があるため、犬には危険です。

1. 甲殻類が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
消化不良
・アレルギー反応(皮膚のかゆみ、湿疹、呼吸困難)
・下痢や嘔吐
・食物中毒
・窒息の危険(硬い殻)

2. 甲殻類に含まれるリスク要因

消化不良と消化困難な成分

・エビやカニは硬い外殻を持っており、犬の消化器官では十分に消化できません
・特に外殻や殻の部分は消化困難で、犬に与えると消化不良を引き起こし、腹痛やガスがたまる原因となります
・これが長期的に続くと腸内フローラに影響を与え、健康問題が発生することがあります

アレルギー反応

甲殻類は犬にアレルギー反応を引き起こすことがあり、皮膚のかゆみや湿疹、嘔吐、下痢などの症状を引き起こすことがあります
・アレルギーがひどくなると、呼吸困難やショック症状を引き起こすこともあり、非常に危険です

3. 食物中毒のリスク

エビやカニなどの甲殻類は生で与えると、寄生虫や細菌(例: サルモネラ菌やビブリオ菌)を含んでいることがあり、犬に食物中毒を引き起こす可能性があります
・これにより、嘔吐、下痢、発熱、食欲不振、脱水などの症状が現れることがあります
・特に新鮮ではない甲殻類を与えると、これらの細菌が繁殖して健康に悪影響を及ぼす危険があります

4. 硬い殻による窒息のリスク

・甲殻類の殻は硬く、鋭い部分もあります。これが犬の喉や消化管に引っかかると、窒息を引き起こす可能性があります。
・殻が消化管を傷つけることがあり、その結果、内出血や消化管の破裂が起きるリスクもあります
・もし殻が腸内に詰まると腸閉塞を引き起こし、緊急手術が必要になることもあります

5. まとめ:甲殻類は犬には絶対に与えない!

・甲殻類は犬に消化不良を引き起こし、消化器官に負担をかける
・甲殻類はアレルギー反応を引き起こすことがあり、皮膚疾患や呼吸困難などの症状を引き起こすことがある
・生で与えると、寄生虫や細菌を含んでおり、食物中毒を引き起こす可能性がある
・硬い殻が犬の喉や消化管に詰まり、窒息や腸閉塞を引き起こすリスクがある

犬には甲殻類を与えないようにしましょう。代わりに犬専用のおやつや安全な食べ物を選んで与えることをお勧めします。

生魚やお刺身(寄生虫・チアミナーゼ)

生魚やお刺身と犬の画像

生魚やお刺身は、犬には与えてはいけない食べ物です。生魚は寄生虫や細菌を含む可能性があり、消化不良や感染症を引き起こすことがあります。これらは犬にとって非常に危険ですので、犬に生の魚を与えることは避けるべきです。

1. 生魚が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
食物中毒
・消化不良
・アレルギー反応
・嘔吐や下痢
・発熱や脱水

2. 生魚に含まれるリスク要因

寄生虫のリスク

生魚には寄生虫(特にアニサキス)が含まれている場合があり、これが犬に感染することがあります。
・アニサキスは消化管に侵入し、激しい腹痛や嘔吐、下痢を引き起こすことがあります。
・寄生虫による感染は特に犬の健康を害し、放置すると重篤な症状を引き起こす可能性があります。

サルモネラ菌やビブリオ菌による食物中毒

生魚サルモネラ菌ビブリオ菌などの細菌を含んでいることがあります。
・これらの細菌に感染すると、嘔吐、下痢、発熱、脱水症状などの食物中毒症状が現れることがあります。
・食物中毒が深刻化すると、犬にとって危険な状態になることがあり、場合によっては治療が必要です。

3. 消化不良とアレルギー反応

・生魚は犬にとって消化しづらく、消化不良を引き起こすことがあります。
・また、一部の犬は魚にアレルギー反応を示し、皮膚のかゆみや湿疹、嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。
・アレルギーが悪化すると、呼吸困難や重篤な症状を引き起こすこともあり、注意が必要です。

4. ビタミンB1(チアミン)の破壊

生魚に含まれる「チアミナーゼ」という酵素が、ビタミンB1(チアミン)を破壊することがあります。
・ビタミンB1が不足すると、神経系に障害を与え、運動失調や痙攣などの症状が現れることがあります。
・加熱した魚ではこの酵素が破壊されるため、加熱した魚を犬に与えることは安全です。

5.生魚やお刺身は犬に与えてはいけない!

・生魚には寄生虫(アニサキス)や細菌(サルモネラ菌、ビブリオ菌)が含まれている可能性があり、食物中毒を引き起こすリスクが高い
・生魚は消化不良を引き起こし、犬にとって消化しづらい
・魚にアレルギー反応を示す犬がいるため、皮膚疾患や嘔吐、下痢などの症状が出ることがある
・生魚に含まれるチアミナーゼがビタミンB1を破壊し、神経系に悪影響を与えることがある

犬には生魚やお刺身を与えないようにし、魚を与える際は必ず加熱してから与えるようにしましょう。

加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)(塩分・添加物)

犬と加工肉
加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)は犬にとって非常に危険な食べ物です。これらの肉は塩分や脂肪、添加物が多く含まれており、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。過剰に与えることで、さまざまな健康問題を引き起こすことがあります。

1. 加工肉が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
・高血圧
・腎臓病
・肥満や糖尿病
・消化不良
・アレルギー反応
・胃腸の不調(嘔吐や下痢)

2. 加工肉に含まれるリスク要因

🛑 高塩分
加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)高い塩分を含んでおり、犬に与えると塩分過剰摂取になることがあります
・過剰な塩分は犬にとって非常に危険で、高血圧や腎臓疾患を引き起こす可能性があり、特に腎臓に問題がある犬には深刻な健康問題を招くことがあります
⚠️ 脂肪の摂りすぎ
・加工肉は脂肪が多いため、犬が過剰に摂取すると、肥満や糖尿病を引き起こすリスクが高まります。
・高脂肪の食べ物は消化不良を引き起こし、犬の胃腸に負担をかけることがあり、嘔吐や下痢を引き起こすことがあります

3. 添加物と化学物質の影響

加工肉には保存料人工着色料化学調味料が含まれていることがあり、これらは犬の健康に悪影響を及ぼすことがあります
・特に発色剤として使われる亜硝酸塩などは、犬にとって有害で、長期的に摂取すると発がん性のリスクもあるとされています

4. アレルギー反応や消化不良

・加工肉にはさまざまな添加物やスパイス(ニンニクやタマネギなど)が含まれていることがあり、これらが犬にアレルギー反応を引き起こすことがあります。
・特にニンニクやタマネギは犬にとって毒性があり、これらの成分が含まれている加工肉を与えると、重篤な健康問題を引き起こすことがあります。

5. まとめ:加工肉は犬に与えない!

・加工肉には高い塩分が含まれており、犬の高血圧や腎臓疾患を引き起こすリスクがある
・脂肪が多いため、肥満や消化不良を引き起こす可能性がある
・保存料や化学調味料、発色剤などが含まれており、犬にとって有害な影響を与えることがある
・ニンニクやタマネギなどの成分が含まれている加工肉は、犬に毒性を示すことがあり、健康に危険を及ぼす

犬には加工肉を与えないようにし、犬専用の食事やおやつを選んで与えることが健康を守るために重要です。

生野菜(特に消化しにくいもの)(消化不良)

犬と生野菜

生野菜は犬にとって必ずしも有害というわけではありませんが、一部の野菜は生で与えると消化不良を起こすことがあり、犬にとって危険な場合があります。特に、消化が難しい野菜や犬の健康に悪影響を及ぼす可能性がある成分が含まれていることがあります。

1. 生野菜が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
消化不良
・腹痛やガス
・嘔吐や下痢
・アレルギー反応

2. 生野菜に含まれるリスク要因

消化不良と消化器系の問題

・生の野菜は犬にとって消化が難しいことがあります。特に繊維質が豊富な野菜(例:キャベツやブロッコリー)は犬の消化器官では十分に分解されず、消化不良を引き起こし、腹痛やガスを溜める原因となることがあります。
・これが続くと、嘔吐や下痢などの症状を引き起こし、犬にとって非常に不快な状態になります。

一部の生野菜に含まれる有害成分

・いくつかの生野菜には犬にとって有害な成分が含まれていることがあります。たとえば、ジャガイモやトマトの生の部分にはソラニンという有害物質が含まれており、これを摂取すると食物中毒を引き起こすことがあります。
・他にも、ナス科の野菜(ナスやピーマン)や生の豆類も犬にとっては消化に悪い場合があり、過剰摂取すると中毒症状を引き起こすことがあります。

3. 一部の生野菜は犬にとって栄養価が低い

生野菜には犬にとって重要な栄養素が十分に吸収できないことがあります。特に、いくつかのビタミンやミネラルは加熱することで吸収されやすくなるため、加熱調理された野菜の方が犬にとって有益です。

4. アレルギー反応の可能性

一部の犬は特定の野菜にアレルギーを持っていることがあります。たとえば、生のニンジンやセロリなどがアレルギー反応を引き起こすことがあり、皮膚のかゆみや湿疹、呼吸困難などの症状が現れることがあります。

5.生野菜は犬に注意して与えるべき!

・生の野菜は犬にとって消化不良を引き起こし、腹痛やガス、下痢などを招く可能性がある
・生のジャガイモやトマト、ナス科の野菜、豆類などには犬にとって有害な成分が含まれていることがある
・犬がアレルギーを持つ場合があり、アレルギー反応を引き起こすことがある
・栄養吸収が難しい場合があり、加熱した野菜の方が犬にとって健康的で栄養価が高くなる

生野菜を犬に与える場合は、加熱してから与える方が安全です。また、犬に与える際は犬専用の栄養素がしっかりと摂取できるような食事を提供することが重要です。

ホウレン草(シュウ酸が尿路結石の原因に)

犬とホウレン草
ホウレン草は一般的には健康に良いとされていますが、犬に与える際には注意が必要です。ホウレン草にはシュウ酸(オキサラート)という成分が含まれており、この成分が犬にとって有害な影響を与える可能性があります。

1. ホウレン草が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
腎臓への負担
・結石形成
・胃腸の不調(嘔吐や下痢)
・疲れやだるさ

2. ホウレン草に含まれるリスク要因

シュウ酸(オキサラート)の影響

ホウレン草にはシュウ酸(オキサラート)という成分が含まれており、これは犬の体内でカルシウムと結びついて、結石を形成する原因になります。
・カルシウムシュウ酸塩結石が腎臓や尿路に蓄積されると、腎臓病や尿道結石などの疾患を引き起こすリスクが高まります。
・特に腎臓に問題がある犬にとって、シュウ酸の摂取は非常に危険です。

ビタミンKの吸収を妨げる

・ホウレン草はビタミンKを含んでおり、大量に摂取すると犬の血液凝固機能に影響を与えることがあります。
・ビタミンKは血液の凝固に必要な栄養素であるため、大量に摂取することで血液凝固に異常をきたす可能性があります。

高いシュウ酸含有量による胃腸不調

シュウ酸は犬の消化器系に負担をかける可能性があり、消化不良や胃腸の不調(嘔吐や下痢)を引き起こすことがあります。
・また、過剰に摂取すると疲れやだるさを感じることがあり、健康に悪影響を与える場合があります。

3.ホウレン草は犬に与えない方が良い

・ホウレン草に含まれるシュウ酸がカルシウムと結びついて結石を形成し、腎臓病や尿道結石を引き起こすリスクがある
・ホウレン草がビタミンKの吸収を妨げ、血液凝固に影響を与える可能性がある
・シュウ酸が消化不良や胃腸の不調(嘔吐や下痢)を引き起こすことがある
・腎臓や消化器に問題がある犬にとって特に危険である

犬にはホウレン草を与えないようにし、代わりに犬に適した安全な野菜を選ぶことが重要です。

人間用のお菓子(砂糖・脂肪・添加物)

犬と人間用のお菓子
人間用のお菓子は、犬の健康にとって非常に危険な食べ物です。人間用の甘いお菓子には犬にとって有害な成分が多く含まれており、消化不良や中毒を引き起こす可能性があります。特にチョコレート、キシリトール、砂糖などが問題です。

1. 人間用のお菓子が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
中毒症状
・消化不良
・肥満
・アレルギー反応
・胃腸障害(嘔吐や下痢)

2. 人間用のお菓子に含まれるリスク要因

チョコレートの危険性

・チョコレートは犬にとって非常に危険です。チョコレートに含まれるカカオ成分(テオブロミン)は犬にとって毒性があり、摂取すると中毒症状を引き起こします。
・チョコレートを摂取した犬は、嘔吐、下痢、震え、過度の興奮、心拍数の増加、重篤な場合は死に至ることもあります。

キシリトールの危険性

・キシリトールは犬にとって致命的な毒性を持つ人工甘味料です。
・人間用のお菓子やガムに使われていることが多く、犬が摂取すると急激に血糖値が低下し、嘔吐、低血糖、痙攣、昏睡、最悪の場合は死亡することもあります。

高い砂糖と脂肪の含有量

・人間用のお菓子は高い砂糖や脂肪を含んでおり、犬に与えると肥満や糖尿病、心臓病を引き起こすリスクがあります。
・また、犬は糖分を上手に処理できないため、大量に摂取すると消化不良や胃腸障害(嘔吐、下痢)を引き起こすこともあります。

3. アレルギー反応の可能性

人間用のお菓子には、犬にとって有害な人工着色料や保存料が含まれていることがあり、これがアレルギー反応を引き起こすことがあります。
皮膚のかゆみや湿疹、呼吸困難などのアレルギー症状が現れることがあり、特に敏感な犬には危険です。

4. まとめ:人間用のお菓子は犬に与えない!

・チョコレートは犬にとって毒性があり、中毒症状や重篤な症状を引き起こすことがある
・キシリトールは犬にとって致命的で、血糖値低下や昏睡を引き起こす危険がある
・高砂糖・高脂肪の含有量が犬の肥満や糖尿病を引き起こす可能性がある
・人工着色料や保存料が含まれているお菓子はアレルギー反応を引き起こすことがある

人間用のお菓子は犬に与えず、犬専用のおやつを選んで与えることが、犬の健康を守るためには重要です。

少量なら大丈夫だが注意

パン(総菜パン・菓子パンなど)(塩分・糖分)

パンは犬にとって必ずしも危険な食べ物というわけではありませんが、総菜パンや菓子パンには犬にとって有害な成分が含まれている場合が多く、与えるべきではありません。特に、パンに使われる糖分、塩分、添加物などが犬に悪影響を与えることがあります。

1. パンが犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
消化不良
・肥満
・高血糖や糖尿病
・胃腸の不調(嘔吐や下痢)
・アレルギー反応

2. パンに含まれるリスク要因

高い糖分と塩分

・総菜パンや菓子パンには砂糖や塩分が多く含まれており、犬にとっては過剰摂取となります。
・高糖分や高塩分の摂取は、犬の消化に負担をかけ、消化不良や胃腸障害を引き起こす原因となります。
・また、過剰な糖分は肥満や糖尿病を引き起こすリスクがあり、犬の健康に長期的に悪影響を与える可能性があります。

イーストの発酵作用

・パン生地に使われるイースト(酵母)は犬にとって危険な場合があります。
・イーストが消化される過程で膨張するため、犬の胃で膨らんでガスを発生させ、胃拡張や胃捻転などを引き起こすことがあります。
・さらに、発酵が進んでアルコールを生成することもあり、アルコール中毒を引き起こす危険もあります。

添加物や人工甘味料

・菓子パンや総菜パンには保存料や人工甘味料が含まれていることがあり、これらが犬にとって有害であることがあります。
・特にキシリトールなどの甘味料は犬にとって致命的な毒性を持っており、急激な血糖値の低下を引き起こし、最悪の場合、昏睡や死亡に至ることがあります。

3. アレルギー反応の可能性

・パンに使用される小麦やその他の穀物は犬にアレルギー反応を引き起こすことがあります。
・アレルギー症状として、皮膚のかゆみや湿疹、消化不良(嘔吐や下痢)などが現れることがあります。

4. まとめ:パンは犬に与えない!

・総菜パンや菓子パンは高糖分・高塩分で、犬に消化不良や肥満、糖尿病を引き起こす可能性がある
・イーストが膨張し、胃拡張や胃捻転を引き起こすリスクがある
・アルコールが発生する可能性があり、アルコール中毒を引き起こす危険がある
・保存料や人工甘味料が含まれていることがあり、犬にとって有害であることがある
・アレルギー反応を引き起こす可能性がある

犬にはパンを与えないようにし、犬に適した栄養バランスの取れた食事やおやつを選ぶことが、健康を守るためには非常に重要です。

生肉(寄生虫・細菌感染)

生肉は犬にとって自然な食べ物の一部として考えられることもありますが、生肉には犬にとって非常に危険な病原菌や寄生虫が含まれていることがあり、健康を害するリスクがあります。犬に生肉を与えることは、しっかりとした注意が必要です。

1. 生肉が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
食中毒や感染症
・寄生虫による病気
・消化不良や胃腸障害
・腸内のバランスの崩れ
・重篤な病気のリスク(例:サルモネラ症や大腸菌感染)

2. 生肉に含まれるリスク要因

食中毒や感染症

・生肉には、サルモネラ菌、大腸菌、リステリア菌など、犬にとって非常に有害な細菌が含まれている可能性があります。
・これらの細菌は犬が摂取することで食中毒を引き起こし、嘔吐、下痢、発熱などの症状を引き起こします。
特に免疫力が弱い犬や幼犬、高齢犬にはリスクが高いため、感染症が深刻化しやすいです。

寄生虫のリスク

・生肉には寄生虫(例えば、トキソプラズマや回虫)が含まれている可能性があり、これらが犬の体内に入り込んで病気を引き起こします。
・寄生虫に感染すると、犬は腹痛、下痢、嘔吐などを起こし、最悪の場合は命に関わることもあります。

消化不良や胃腸障害

・生肉は犬にとって消化が難しい場合があり、消化不良を引き起こすことがあります。
・特に、肉が生であると犬の胃や腸での分解が十分に行われないことがあり、嘔吐や下痢などの胃腸障害を引き起こす原因となることがあります。

腸内バランスの崩れ

・生肉を与えることによって、犬の腸内のバランスが崩れることがあります。
・生肉に含まれる細菌が腸内フローラを乱し、腸内環境を悪化させる可能性があるため、犬の消化機能に悪影響を与えることがあります。

3.生肉は犬に与えない!

・生肉にはサルモネラ菌や大腸菌、リステリア菌などの細菌が含まれており、食中毒や感染症を引き起こすリスクがある
・寄生虫(トキソプラズマや回虫など)が生肉に含まれており、犬に病気を引き起こす可能性がある
・生肉は消化不良や胃腸障害(嘔吐や下痢)を引き起こすことがあり、犬にとって消化が難しいことがある
・腸内フローラのバランスが崩れることがあり、犬の健康に悪影響を与えることがある

犬には必ず加熱した肉を与え、十分に安全な方法で調理された食事を提供することが、犬の健康を守るためには非常に重要です。

レバー(過剰摂取でビタミンA中毒)

レバーは栄養価が高く、鉄分やビタミンAなどを豊富に含んでいますが、犬に与える際には過剰摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

1. レバーが犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
ビタミンA過剰症
・消化不良
・体調不良(食欲不振、下痢など)
・肝臓への負担

2. レバーに含まれるリスク要因

ビタミンAの過剰摂取

・レバーはビタミンAを豊富に含んでおり、犬にとっても重要な栄養素ですが、過剰摂取は中毒を引き起こす可能性があります。
・ビタミンAを過剰に摂取すると、犬は「ビタミンA過剰症」を引き起こし、食欲不振、体重減少、関節の痛み、皮膚の乾燥や剥がれ、さらには骨や関節の異常が生じることがあります。
・特にレバーを頻繁に与えることは、ビタミンAの摂取量が過剰になりやすいため、注意が必要です。

高い脂肪分

・レバーには脂肪分が含まれており、過剰摂取すると犬の消化に負担をかける可能性があります。
・特に肥満気味の犬や消化器系に問題がある犬には、脂肪分が過剰になり、消化不良や下痢を引き起こすリスクがあります。

肝臓に負担をかける

・レバーは肝臓の一部であるため、過剰に与えると犬の肝臓に負担がかかることがあります。
・肝臓疾患やその他の健康問題を抱えている犬にとっては、レバーの摂取は特に避けるべきです。

3. まとめ:レバーは犬に与えない方が良い

・レバーに含まれるビタミンAは過剰摂取すると中毒を引き起こし、関節の痛みや皮膚の異常、食欲不振を引き起こすことがある
・高脂肪分が消化不良や胃腸障害(下痢、嘔吐)を引き起こす可能性がある
・肝臓疾患がある犬にはレバーは特に負担をかけるため、与えるべきではない

レバーは犬に与える際には、量を適切に調整し、あくまでおやつとしてたまに与える程度に留めるべきです。

梅干し(塩分・種)(塩分過多・種による窒息)

梅干しは人間には健康効果があるとされることがありますが、犬にとっては非常に危険な食べ物です。梅干しには高い塩分と種が含まれており、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

1. 梅干しが犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
塩分過剰摂取
・消化不良
・腎臓や心臓への負担
・中毒症状(嘔吐、下痢)
・最悪の場合、命に関わる事態

2. 梅干しに含まれるリスク要因

高い塩分

・梅干しは非常に塩分が高いため、犬にとって過剰な塩分摂取は中毒を引き起こすリスクがあります。
犬が塩分を大量に摂取すると、塩分中毒を起こし、嘔吐、下痢、元気がなくなる、震え、発作、最悪の場合、死に至ることがあります。
・犬の体重に対して塩分の許容量は限られており、梅干しのように塩分が高い食べ物は特に危険です。

種の危険性

・梅干しの種(梅の核)は犬にとって窒息のリスクを伴います。
・万が一、犬が種を飲み込んでしまうと、消化器官で詰まりを起こし、内臓に損傷を与えることがあります。
・特に小型犬や仔犬にとっては、このリスクは非常に高いため、梅干しを与えることは避けるべきです。

3.梅干しは犬に与えない!

・梅干しには高い塩分が含まれており、過剰摂取で塩分中毒を引き起こす危険がある
・梅の種が犬にとって窒息や消化器系の詰まりを引き起こす可能性がある
・梅干しは犬にとって非常に有害であり、健康を害するリスクが高いため絶対に与えないべきです

犬には梅干しを与えないようにし、犬専用のおやつや食べ物を選んで与えることが、健康を守るためには重要です。

いちじく(消化不良)

いちじくは人間にとって栄養豊富で美味しい果物ですが、犬にとってはいくつかのリスクを伴う食べ物です。特に、いちじくの皮や種、さらには食べ過ぎが犬の体に悪影響を与える可能性があります。

1. いちじくが犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
・消化不良
・下痢や嘔吐
・アレルギー反応(皮膚のかゆみや発疹)
・食べ過ぎによる胃腸の不調

2. いちじくに含まれるリスク要因

🛑 いちじくの皮や種
いちじくの皮や種は犬にとって消化が難しく、食べることで消化不良を引き起こす可能性があります。
これらの部分を摂取すると、犬の胃や腸に負担がかかり、下痢や嘔吐などの消化不良を引き起こすことがあります。
⚠️ 食べ過ぎによる胃腸の不調
いちじくは天然の糖分を含んでおり、大量に与えると犬の消化器系に負担をかけます。
食べ過ぎると、犬は糖分過多になり、消化不良や下痢、さらには肥満の原因となることがあります。
⚠️ アレルギー反応
いちじくは犬にアレルギー反応を引き起こすことがあります。
アレルギー症状としては、皮膚のかゆみや発疹、呼吸困難などが現れることがあります。

ポイント

・いちじくの皮や種は消化が難しく、消化不良や下痢、嘔吐を引き起こすリスクがある
・食べ過ぎると糖分過多になり、消化不良や肥満を引き起こす原因となる
・いちじくは犬にアレルギー反応を引き起こす可能性があり、注意が必要

いちじくは犬にとって適切な食べ物ではないため、犬には与えない方が安全です。犬には専用の犬用フードやおやつを与えることが、健康を守るために重要です。

柑橘類(レモン、オレンジなど)(酸による胃刺激)

柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライムなど)は人間にとって健康的な果物ですが、犬にとっては危険な成分を含んでいるため、与えるべきではありません。特に柑橘類に含まれるシトラス系の成分が犬に有害です。

1. 柑橘類が犬に与える悪影響

⚠️ 主な症状
消化不良(嘔吐、下痢)
・口の中や胃の刺激
・中毒症状(食欲不振、元気喪失)
・重度の摂取の場合、肝臓や腎臓への負担

2. 柑橘類に含まれるリスク要因

シトラス系の成分

・柑橘類には「シトラール」や「リモネン」といった成分が含まれており、これらは犬にとって毒性を持つことがあります。
・これらの成分が犬の消化器系や神経系に刺激を与え、嘔吐、下痢、腹痛などの消化不良を引き起こすことがあります。

精油成分の影響

・柑橘類の皮や果汁に含まれる精油成分は犬にとって非常に強い刺激となることがあり、過剰に摂取すると肝臓や腎臓に負担をかけることがあります**。
・特に犬が大量に摂取した場合、重度の中毒症状(食欲不振、元気喪失、震えなど)が現れることがあります。

高い酸性度

・柑橘類は酸性が強いため、犬の胃を刺激しやすく、消化不良や胃炎を引き起こすことがあります。
・犬が柑橘類を摂取すると、胃の不快感や胸やけを引き起こす可能性があり、特に消化器系が弱い犬には注意が必要です。

3.柑橘類は犬に与えない!

・柑橘類にはシトラス系の成分が含まれ、犬にとって毒性を持ち、消化不良や中毒症状を引き起こす可能性がある
・柑橘類の皮や果汁に含まれる精油成分が犬の肝臓や腎臓に負担をかけることがある
・酸性が強いため、犬の胃を刺激し、胃炎や消化不良を引き起こすことがある

犬には柑橘類を与えないようにし、犬専用のおやつや食べ物を選んで与えることが健康を守るためには重要です。

りんご(種、芯、茎、葉)(種に微量のシアン化合物)

犬にりんごを与える際に、種・芯・茎・葉を避けるべき理由は、主に以下の点にあります。

1. 種や芯にはシアン化合物(青酸)が含まれる

りんごの種には「アミグダリン」という物質が含まれており、これが体内で分解されると微量のシアン化合物(青酸)を生成します。
少量なら問題にならないことが多いですが、大量に摂取すると中毒症状(呼吸困難、痙攣、ショック症状)を引き起こす可能性があります。

2. 消化しにくく、喉や腸を詰まらせる可能性

りんごの芯や茎、葉は硬くて消化しにくいため、誤飲や腸閉塞のリスクがあります。特に小型犬の場合は、芯を丸呑みしてしまうと消化管に詰まり、手術が必要になることもあります。

3. 茎や葉にも毒性成分が含まれる

りんごの茎や葉にも微量のシアン化合物が含まれているため、安全のために犬には与えない方がよいとされています。

犬にりんごを与える際の安全な方法

・皮を剥く or よく洗う(農薬やワックスを取り除くため)
・種・芯・茎・葉を取り除く
・適量を守る(与えすぎると下痢の原因になることがある)
・小さくカットする(喉詰まりを防ぐ)

結論:犬にりんごを与えること自体は問題ありませんが、種・芯・茎・葉は絶対に与えないようにすることが重要です!

トマト(へた、茎、葉、花、未熟な実)(ソラニン・中毒性)

犬にトマトを与える際に、へた・茎・葉・花・未熟な実を避けるべき理由は、主に以下の点にあります。

1. ソラニンとトマチン(有害なアルカロイド)の含有

トマトのへた・茎・葉・花・未熟な実には、「ソラニン」や「トマチン」という有害なアルカロイドが含まれています。
これらの成分は犬にとって中毒を引き起こす可能性があり、摂取量によっては以下のような症状を引き起こします。

⚠ 中毒症状 ⚠

嘔吐
・下痢
・よだれの増加
・ふらつき(運動失調)
・震え
・けいれん
・重篤な場合は呼吸困難や昏睡状態
・特に小型犬や子犬は影響を受けやすいため、注意が必要です。

2. 未熟なトマトは危険!

青い未熟なトマトには、ソラニンやトマチンが多く含まれています。
未熟なトマトを食べると中毒症状を引き起こすリスクが高いため、絶対に与えないようにしましょう!

3. 完熟トマトなら少量ならOK

一方で、赤く完熟したトマトには有害なアルカロイドがほとんど含まれていないため、少量なら犬が食べても問題ありません。
ただし、トマトは酸味が強いため、胃の弱い犬には適さないこともあります。また、食べすぎると下痢を引き起こす可能性があります。

犬に安全にトマトを与える方法

・赤く完熟したトマトのみを与える
・へた・茎・葉・花・未熟な実は絶対に与えない
・皮を剥いて与える(消化しやすくするため)
・加熱するとより安全(酸味が和らぎ、消化しやすくなる)
・少量を与える(与えすぎると下痢の原因になる)

結論
未熟なトマト、へた、茎、葉、花は犬にとって有害な成分を含むため、絶対に与えないこと!
赤く熟したトマトなら、少量なら問題ありませんが、与えすぎには注意しましょう!🐶🍅

梨、スイカ、バナナ、いちご、パイナップル、柿(消化しにくい場合あり)

犬に梨・スイカ・バナナ・いちご・パイナップル・柿を与える際の注意点や、与えてはいけない理由をまとめました。

梨(なし)

与えてはいけない部分:種・芯

・理由:梨の種や芯には、**微量のシアン化合物(青酸)**が含まれています。大量摂取すると中毒の危険があります。
・注意点:水分が多いため、下痢になりやすい。また、**ソルビトール(糖アルコール)**が含まれており、消化不良を引き起こすこともあります。

・与えるなら: 種と芯を取り除き、小さくカットして少量だけ。

スイカ

与えてはいけない部分:種・皮

・理由:

種は消化しづらく、腸閉塞のリスクがある。
皮は硬く、消化不良を起こす可能性がある。
・与えるなら: 種と皮を取り除き、赤い果肉部分を少量だけ。水分補給には最適!

バナナ

与えすぎ注意!

・理由:

バナナは糖分が多いため、食べすぎると肥満や糖尿病のリスクがある。
消化しやすいが、与えすぎると便秘になることがある。
・与えるなら: 少量をカットしておやつ程度に。

いちご

与えすぎ注意!

・理由:

いちごにはキシリトールが微量に含まれるが、通常の摂取量では問題なし。(大量摂取は避ける)
酸味が強いため、胃が弱い犬には合わないことがある。
・与えるなら: 小さくカットして少量だけ。

パイナップル

与えてはいけない部分:皮・芯

・理由:

皮と芯は硬くて消化できず、腸閉塞のリスクがある。
酸味が強いため、胃が弱い犬には向かない。
酵素「ブロメライン」が含まれており、敏感な犬は口の中が荒れることがある。
・与えるなら: 皮と芯を取り除き、少量だけ。

与えてはいけない部分:種・未熟な柿

・理由:

種が大きく、消化できずに腸閉塞を引き起こす可能性あり。
未熟な柿にはタンニン(渋み成分)が多く、消化不良や胃腸のトラブルを引き起こす。
糖分が多いため、食べすぎると肥満や糖尿病のリスクがある。
・与えるなら: 種を取り除き、完熟した果肉を少量だけ。

🍽 総合まとめ

果物 与えてはいけない部分 注意点
種・芯 下痢を起こしやすい
スイカ 種・皮 腸閉塞のリスク
バナナ 特になし(与えすぎ注意) 便秘・肥満のリスク
いちご 特になし(与えすぎ注意) 酸味が強く、胃に負担
パイナップル 皮・芯 酸が強く、口や胃を刺激する
種・未熟な実 タンニンで消化不良・糖分多め

・与えるなら、すべて「少量」「種・芯・皮を取り除く」ことを徹底しましょう!🐶🍏

栗(消化不良・喉詰まり)

・犬に栗を与えてはいけない理由

犬に栗を与えること自体は危険ではありませんが、いくつかのリスクがあるため注意が必要です。
特に、生の栗・渋皮・鬼皮(外皮)・味付けされた栗は避けるべきです。

 栗を犬に与える際のリスク

1. 消化しにくく、腸閉塞の原因になる

・栗はでんぷん質が多く、犬は消化しにくい食材です。
・丸呑みすると、喉や腸に詰まる(腸閉塞)可能性があります。
・特に小型犬は注意!
※与えるなら:小さくカットし、よく潰して与える。

2. 渋皮や鬼皮(外皮)は消化できない

・渋皮や鬼皮は硬く、犬は消化できません。
・胃腸に負担をかけたり、消化不良や嘔吐・下痢を引き起こすことがあります。
※与えるなら:皮を完全に取り除くこと!

3. 生の栗にはタンニンが含まれる

・生の栗にはタンニン(渋み成分)が含まれ、消化不良や下痢の原因になります。
・加熱するとタンニンは減少するため、与えるなら加熱済みの栗を。
※与えるなら:必ず加熱する(蒸す・茹でるのがベスト)

4. 味付けされた栗(甘露煮・マロンペースト)はNG

・栗の甘露煮やマロンペーストには砂糖・はちみつ・バター・アルコールなどが含まれており、犬には有害です。
・特に砂糖が多いと、肥満・糖尿病のリスクもあります。
※与えるなら:何も味付けしていない蒸し栗や茹で栗のみ!

犬に栗を与える際の注意点

避けるべきもの 理由
生の栗 タンニンが多く、消化不良を起こす
渋皮・鬼皮 消化できず、腸閉塞のリスク
丸ごとの栗 喉や腸に詰まる可能性あり
甘露煮・味付きの栗 砂糖・添加物が犬に悪影響

■安全な与え方

・皮を完全に取り除く
・蒸す・茹でるなど加熱する(焼き栗は焦げやすいので注意)
・小さくカットして少量だけ与える
■結論
栗は犬にとって「食べられるが注意が必要な食材」です。
安全に与えるためには、皮をむき、加熱し、少量を細かくして与えることが大切!

煮干し・海苔(塩分が高い)

煮干しを犬に与えてはいけない理由

1. 塩分が多すぎる

・煮干しにはナトリウム(塩分)が多く含まれており、犬の腎臓に負担をかけます。
・塩分の過剰摂取は、高血圧や心臓病、腎臓病の原因になります。
※与えるなら:無塩の煮干しを少量だけ!

2. ミネラル過多による尿路結石のリスク

・煮干しにはカルシウムやマグネシウムが豊富ですが、過剰摂取すると尿路結石の原因になります。
・特に、シュウ酸カルシウム結石ができやすい犬種(ダルメシアン、ミニチュア・シュナウザーなど)は注意!
※与えるなら:カルシウム摂取量を考えて調整する。

3. アレルギーの可能性

・魚アレルギーを持つ犬もいるため、初めて与える際は少量にする。
・食後にかゆみや下痢が出たら中止!
※与えるなら:最初は少量から様子を見る。

 海苔を犬に与えてはいけない理由

1. ヨウ素の過剰摂取で甲状腺トラブル

・海苔にはヨウ素が豊富に含まれており、過剰に摂取すると甲状腺機能障害を引き起こすことがあります。
・甲状腺ホルモンの異常は、体重増加・脱毛・元気がなくなるなどの症状につながる。
※ 与えるなら:極少量にとどめる(頻繁には与えない)。

2. 消化しにくく、腸閉塞の原因に

・海苔は犬の消化器官では分解しにくいため、大量に食べると消化不良や腸閉塞のリスクがある。
・特に乾燥海苔は、胃の中で水分を吸収して膨張しやすいため、注意が必要!
※ 与えるなら:細かくちぎって少量だけ。

3. 味付け海苔は絶対NG!

・味付け海苔には塩分や調味料(醤油・砂糖・ごま油など)が含まれており、犬にとって有害。
・特に「わさび味」や「辛子味」は刺激が強く、胃腸トラブルを引き起こす。
※ 与えるなら:必ず「無味・無塩の焼き海苔」にする!

 犬に煮干し・海苔を与える際の注意点(まとめ)

食材 避けるべき理由 安全な与え方
煮干し 塩分過多、尿路結石リスク、アレルギーの可能性 無塩のものを少量
海苔 ヨウ素過多による甲状腺異常、消化しにくい、腸閉塞の危険 無塩・無味のものを少量

■ 結論
・煮干し・海苔は、犬にとって「少量ならOKだけど、与えすぎ注意」の食品。
・塩分・ヨウ素・ミネラル過剰摂取のリスクがあるため、頻繁には与えないこと!
※ 「健康に良さそう」でも、犬には少量が鉄則!

アロエ(下痢・嘔吐)

■アロエを犬に与えてはいけない理由
アロエは健康や美容に良いとされていますが、犬には危険な成分が含まれているため、与えてはいけません!

⚠ アロエが犬に危険な理由

1. アロインによる中毒症状

・アロエの葉の外皮や黄色い液体にはアロインという成分が含まれており、犬にとって有害です。
・摂取すると以下の症状が出ることがあります:
・嘔吐・下痢(腸が刺激されるため)
・腹痛・血便(消化器系にダメージを与える)
・脱水症状(下痢がひどくなると危険!)
※対策:アロエを犬の口の届く場所に置かない!

2. 下剤効果が強すぎる

・アロエには強い下剤作用があり、犬が摂取すると激しい下痢を引き起こします。
・特に子犬や老犬は脱水症状になりやすく、危険!
※ 対策:犬がアロエを誤食しないように注意!

3. アロエベラジュース・サプリメントも危険

・アロエを使った健康食品(ジュース・サプリ)も、犬には中毒リスクがあるためNG。
・加工品でもアロインが含まれている可能性があるので、与えないこと!
※ 対策:犬の健康のために、アロエは絶対に与えない!

■アロエの危険性まとめ

危険な成分 犬への影響 対策
アロイン 嘔吐・下痢・腹痛・血便・脱水 アロエを犬の届かない場所に置く
強い下剤成分 激しい下痢、特に子犬や老犬は危険 絶対に与えない
アロエ加工品(ジュース・サプリ) 中毒リスクがある 犬にアロエ製品を与えない

■ 結論
アロエは犬にとって「危険な植物」なので絶対に与えないこと!
万が一食べてしまった場合は、すぐに獣医師に相談しましょう!

ワンちゃんビギナー白石の感想

ワンちゃんビギナー白石
ワンちゃんビギナー白石

まずは、犬に食べさせてはいけないものがこんなに沢山あることに驚きました。
自分はチョコレートくらいしか知りませんでした。
ネギ類や香辛料などは、「人間の残り物」にはよくある食材なので、「非常に危険」であることに衝撃を受けました。
加工肉、魚介類、牛乳なんかも、体に良い食材と思っていたのですが、「与えない方がよい食材」であったことを知り、驚きました。
小さなお子様などは、知らずにチョコレートなどをわんちゃんにあげてしまう可能性もあるので、お子様への教育も必要ですね。
わんちゃんって本当に繊細な動物なんですね。
そして、わんちゃんが体調悪くなった時には、まずは「動物病院に連れていく」ということですね。

まとめ:犬に与えてはいけない食べ物リスト

犬にとって危険な食べ物には、**中毒を引き起こすもの(アロエ・アボカド・チョコレートなど)、消化しにくいもの(煮干し・海苔・栗など)、塩分や糖分が多すぎるもの(味付け食品・甘い果物)**があります。

特に、少量でも命に関わる食品(ネギ類・ぶどう・キシリトール)には細心の注意が必要!
「少しなら大丈夫」と思わず、愛犬の健康を守るために、危険な食べ物を避けましょう!

万が一食べてしまった場合は、すぐに動物病院へ相談してください!

公式LINE
編集 / 執筆者
白石竜次とワンちゃん.jpg 白石竜次…【ペットについて】…犬→20年ほど前に飼っていました。現在マーコグリーンのワンちゃんと関わっています。/鳥→インコなど多数/うさぎ→過去に10年くらい/ハムスター→現在飼っています。 【プロフ】調理師免許を持つ調理師。ライターとしてはIT系の著書を3冊出版。
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